【最新】キャリアコンサルタントの求人|必要な情報やコストについて解説

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コンサルタントとして独立起業し、業績が順調に伸びると、事務所の規模も比例して大きくなります。

3年前に開業したコンサルティング事務所の経営が軌道に乗ってきたので、そろそろ人員を増やしたいと思います。

美鈴
菅原

それは素晴らしいですね!

そんな方のために、近年のキャリアコンサルタント求人の傾向や採用コストについて解説します。

この記事の内容

  • 業界別転職求人倍率
  • 社員を採用するときにかかるコスト
  • キャリアコンサルタントの求人に書かれている採用条件の具体例

キャリアコンサルの求人事情

キャリアコンサルタントを含めたコンサルティング業界って人財を採用しやすいんですか?

美鈴
菅原

実は、近年のコンサルティング業界は他業界と比べると、就職したい人の数よりも採用したい企業の数のほうが多い売手市場の傾向が強いんだ。

2019年に株式会社RECRUITが公開したPress Releaseによると、コンサルティング業界の転職求人倍率は、5.59と他の業界と比較しても高いことがわかります。

売手市場は、求職者側からすると、内定がもらいやすくなるなどのメリットがあります。

しかし、採用する側の場合は、増員したくてもなかなかエントリーが来ないという状況が続いてしまう可能性もあります。

特に開業したばかりの個人事務所などは、ギガファームや実績がある事務所などと競争しなければならないため、かなり苦戦を強いられます。

業界転職求人倍率
コンサルティング5.59
インターネット3.21
政策・編集・ライター0.68
金融専門職0.62
参照:RECRUIT(recruit.co.jp)

転職求⼈倍率の求め方

転職求⼈倍率=求⼈数÷登録者数

▼こちらの記事では、キャリアコンサルタントとして独立するときの注意点について解説されています。これから独立を考えているキャリアコンサルタントの方は、参考にしてみてください。

キャリアコンサルタントの採用情報の書き方

これから担当リクルーターと就職エージェントに掲載する採用情報を考えます!

美鈴
菅原

いいですね。

ではここからは、採用情報を考える上で意識してほしいことについて解説します。

採用情報にはどのようなことが書かれているのか?

採用情報の主な項目は、以下の通りです。

採用情報に記載する項目

  • 企業名
  • 住所(勤務地)
  • 会社情報(社員数、資本金 etc.)
  • 雇用形態(正社員、契約社員 etc.)
  • 勤務形態(シフト制、リモートワーク etc.)
  • 職場の雰囲気(社員の特徴、服装 etc.)
  • 休日
  • 給与
  • 待遇・福利厚生
  • 募集人数
  • 業務内容
  • 企業のアピールポイント
  • 求める人財
  • 応募方法

アピールポイントや求める人財の具体例

住所や勤務形態は、ありのまま書けばいいと思いますが、アピールポイントや求める人財が上手くまとまりません...。

美鈴
菅原

なるほど!

そんな方のために、キャリアコンサルタントのアピールポイントや求める人財の具体例を紹介するね。

企業のアピールポイントの具体例

企業のアピールポイントの具体例は、以下の通りです。

アピールポイント

  • 多様な領域に対応している
  • ワークライフバランスに優れている
  • 充実した研修体制がある
  • 〇〇代(年齢層)を中心に活躍している
  • グロース市場に上場している

求める人財の具体例

求める人財の具体例は、以下の通りです。

経歴

  • キャリアアドバイザー経験〇年以上
  • 営業経験〇年以上
  • 人材業界経験〇年以上
  • 社会人経験〇年以上

スキル

  • キャリアコンサルタント資格
  • コミュニケーション能力
  • PCスキル(Word・Excel etc.)

採用コストはどれくらい必要か

私の事務所が求めている人物像が定まったので、いよいよ採用活動を開始します。

ただ、私の事務所の資金力でどれだけの人員を雇えるのかがわからなくて…。

美鈴
菅原

そうなんですね。

そんな方のために採用コストの目安を解説するね。

株式会社RECRUITが公開している就職白書2020によると、雇用形態別に見た一人当たりの平均採用コストは、以下の通りです。

中途採用103.3万円
新卒採用93.6万円
参照:RECRUIT(recruit.co.jp)

就職白書2020の1年前に公表された就職白書では、新卒採用コストが71.5万円、中途採用コストが83.0万円とされていたため、採用コストは、増加傾向にあることが分かります。

人材紹介会社を利用した時の採用コスト

近年では、採用活動を人材紹介会社と協力して実施している企業が増えています。

2020年に株式会社マイナビが実施した中途採用状況調査によると、人材紹介会社を通しての人材募集にかかった採用コストは、以下の通りです。

300名以上の企業479.4万円
60~299名の企業245.1万円
60名未満の企業108.1万円
参照:マイナビ (mynavi.jp)

人材紹介会社を利用すると、60名未満の規模の会社でも100万円以上かかることがわかります。

小規模な個人事務所であっても、より多くの人材を増員しようとすると採用コストのはかなりかかることが想定されます。

企業の成長において人財は欠かせないもののひとつです。

そのため、採用活動への対策はもちろん、入社後の体制も整備しながら従業員が成長しやすい環境も作り上げましょう。

まとめ

今回は、「キャリアコンサルタントの求人」について解説しました。

  • コンサルティング業界の転職求人倍率は、5.59と他業界よりも高い傾向にある
  • 採用情報には、企業名や雇用形態だけでなく、アピールポイントや求める人財像も入っている
  • 採用コストは、増加傾向にある

今回の記事がこれから従業員を雇いたいと考えているキャリアコンサルタントの方のお役に立てられれば幸いです。

ご愛読いただきありがとうございました。

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