まずい。何故、コンサルタントになんてなったんだろう。
このままでは、疲弊しすぎてしまう。とにかく辛い、辛すぎる。
そんな辛さを少しでも緩和できるよう、今回の記事では対処方法をいくつか提案いたします!
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コンサルタントは辛いからこそやりがいを求めて突き進め!
クライアントのビジネスを大きく左右させるプロジェクトだったり、クライアントの期待にしっかりと答えなければいけないと考えることであったり、数えればキリがないほどの「辛さ」を感じる要因がありますよね。
でもその仕事を続けるのはなぜでしょうか?
高い報酬がえられるから?プロジェクトをこなすことで、自分自身のスキルアップにつながるから?
様々な「やりがい」や「目標」を胸に、皆さんは日々戦っていると思います。
辛いけれど、そういったやりがいがあるからコンサルタントを続けているのだと思います。
ですので、まずは戦っている相手をしっかり認識、理解する必要があります。
次から具体的に、「敵」ともいえる、辛さの要因を細かく見ていきましょう。
辛い「プレッシャー」の種類を見極めよう
コンサルタントの仕事は、常にプレッシャーとの戦いと言っても過言ではありません。
それが辛さの原因ですよね。
プレッシャーには様々な種類があります。例えば以下のようなものが挙げられます。
- 時間
- タスクの量
- クライアントからの要望
- 関係者各位との人間関係
- 自分自身のスキル過不足
これらのプレッシャーもあり、コンサルタントは、とても辛い仕事と言われることもしばしば。
しかし、裏を返せば、期待されて任されている仕事だからこそ、それなりのプレッシャーが発生していると考えることはできます。
また、プレッシャーをうまく受け流すためには、「クライアントの要望に十分応えることが可能」という、自信も必要です。
そうなるためにも、パーソナルブランディング(自分の売り出し方)を確立しておくことも非常に重要です。
自分の売り出し方がわかれば、自分の強みを軸に、効率的にサポートできますね。
下記の記事が参考になりますので、是非目を通してみてください。
辛い原因を洗い出して対処しよう
辛い!と一言で言っても、何が辛いのか、どのポイントで辛いのかを、ここではっきりとさせておきましょう。
それによって、対処方法が異なりますし、何が辛いのか整理できなければ、そもそも対処のしようがありません。
ここからは、代表的な「辛い」原因と、それぞれの要因の例、対処法の例を挙げて解説していきます。
辛い原因①クライアントの要望が多い❘細かい
まずはクライアントからの要望がそのままプレッシャーになり、辛さを感じる場合です。
要因の例
クライアントが要求してくる量が多く、指摘も細かいため対処に困る。時間との戦いもあり、プレッシャーがある。
こういったケースでは、新規のクライアントやまだそこまで慣れていないクライアントから、膨大な要望を受け取ったときに陥りがちです。
ただし、コンサルタントの単純なスキル不足で、状況を好転できていない可能性もあります。
一度、冷静になって、道筋を立て、ゴールから逆算して今やるべきことなどを整理してみましょう。
対処法の例
- コンサルタントとしての熟練度UPに努める。
- インプットしてきた知識をうまくアウトプットできるように、マイルストーン(中間目標)を設定しよう。
辛い原因②拘束時間が長い
高単価案件になるほど、プロジェクトが大きくなるほど、コンサルタントとしての稼働率は高まります。
要因の例
クライアントのプロジェクトのテコ入れや修正の依頼が止まらず、毎日遅い時間まで仕事をしている。
長い拘束時間は、何が原因になっているのでしょうか?
高額案件で工数が多い?クライアントがコンサルタントとうまくコミュニケーション取れてないから?
こういったことを探るだけでも、その根本的な課題が見えてくるかもしれません。
あまり出口の見えない状態であれば、プロジェクトのかかわりかた等、見直しが必要かもしれません。
また、高単価案件かつ、重要なプロジェクトで拘束時間が長い場合。
その対価に大きなメリットがあるならば、拘束時間が一時的に長くても、乗り越えられる場合もあるのではないでしょうか。
対処法の例
- 長い拘束時間は「今だけ」と割り切って、集中して取り組む。その後、まとまった休暇を予定してみる。
- 細かく修正が入る背景として、クライアントの潜在ニーズがあるかどうかもっと深堀してみる。
辛い原因③人間関係がうまくいかない
人間関係に関しては、もしかすると、一番対処が難しいことかもしれません。
要因の例
明らかにクライアントの担当者が上から目線で、高圧的。なかなかうまくコミュニケーションが取れない。
自分にとって苦手なタイプの性格を持つ方が、クライアントの担当者の場合、なかなか苦戦することが予想されます。
しかし、相手も人。
なぜ高圧的なのか、どうして辛辣なのか、意思疎通が図り辛いのか、徹底的に分析しても悪くないと思います。
その担当者も「実は上司から詰められていて板挟みだ」や、「単純な合理主義者(0か1かの判断が明確)である」など、隠れた理由を発見できるかもしれません。
対処法の例
・相手の立場を理解するように努め、寄り添うことを心がける。
・「一緒に成功させる」という意識を相手に伝え、相手が一番良い状態になるにはどうしたらよいかという考えでアプローチしてみる。
辛さの原因も分解してみると、なるほど、気づきがありますね!
辛いことはそのままにしないで、コンサルタントらしく分析してみましょう!
コンサルタントに求められるスキルとは?
様々な辛さを理解できたら、次に、その対処方法を考えていくはずです。
そこで、対処するには、どんなスキルが必要なのか、一度整理してみましょう。
皆持っているポータブルスキル
ビジネスに従事する方であればどなたにも必要な、汎用性の高いスキルです。
これまで仕事をする中で、身に着けてきたスキルとも言え、職種が変わっても活用できるものです。
具体的には、以下のようなスキルのことです。
コミュニケーションスキル
一緒に仕事をする方々、クライアントの担当者等、良好な人間関係を築くのに必要
プロジェクトマネジメントスキル
プロジェクトの予算やタスク、スケジュールの管理など、コンサルタントには特に必要なスキル
プレゼンテーションスキル
自分の持っている考え方や、提供しようとしているサービスや製品を魅力的に説明するスキル
資料作成スキル
プレゼンテーションスキルにも付随する。相手に何かを説明するときに、ハンドアウト(配布物)や投影などで、資料を共有して説明するときに、わかりやすい資料であることは必須
以上、上記はポータブルスキルのほんの一部分です。
ポータブルスキルをフル活用することによって、クライアントとの円滑なコミュニケーションが取れたり、効率よく時間を使うことが出来るようになって、仕事がさらにしやすくなることが期待されます。
特殊なテクニカルスキル
技術的、学術的な知識や手技、特殊な役割で必要とされる、スキルです。
例えば、以下のようなものがテクニカルスキルといえるでしょう。
プログラミングスキル
python、Java、C#などプログラミング言語を操るスキル
ソフトウェアスキル
ソフトウェアの開発や管理のほかに、クラウドコンピューティング(amazon web servicesやGoogle cloud platform等)を使用するスキル
データ分析スキル
クライアントの課題に関わる様々なデータを収集し、まとめ上げ可視化等していくスキル
ビジネスプロセス改善スキル
クライアントの現行プロセスの問題点の特定や改善アイディアなどの策定から実行までするスキル
以上、上記は、情報システムに関わるようなスキルから、コンサルタント特融の分析、課題解決スキルまで幅広くあります。
ポータブルスキルとテクニカルスキルを組み合わせて、「辛さ」を効率的に克服したいですね!
あなたの性格に合わせた「スキル」の提案
ここまでに、「辛さ」の掘り起こしと、「対処方法」、それにかかわる「スキル」について解説しました。
しかし、各個人のパーソナリティにあった対策を考えることによって、さらに「辛さ」を効率的に乗り越えられると考えます。
ここでは、それぞれの「パーソナリティ(性格)」に合わせた、「アディショナル(追加)スキル」の提案をいたします。
猪突猛進|熱血タイプ
正義感が強く、難しい問題にもノーガードで突破する勢いのあるパーソナリティの方にこそ、お勧めのスキルは「鋼のメンタル」です。
意外かもしれませんが、このタイプにこそ持ってほしいスキルです。
ノーガードが故、本人も気づかない間に、疲弊し、いきなりパワーダウンしてしまうケースがあります。
よく言われる「燃え尽き症候群」とも理解できます。
「鋼のメンタル」を手に入れるには、辛いことを無理矢理やるのではありません。
冷静に問題に対応し、少しずつストレスを感じて「耐性」を付けることが肝心ですよ。
そうすることによって、勢いよく突っ込んで問題解決を初めても、耐えられるものになり得ますし、自信をもって立ち向かえるようになると考え、提案させて頂きました。
感受性が高い|温和タイプ
感受性が高く、共感する力の強いパーソナリティの方には、「鈍感力」をお勧めしたいと思います。
人の痛みに共感をしすぎてしまい、目的を解決するまで、長い時間を要したり、本題に取り組めないという事はないでしょうか?
「鈍感力」のイメージとしては、良い意味で他人や自分の感情へ鈍感になるという感じです。
深く感情移入するのではなく、冷静に、状況を分析し、適切な対応を可能にするための能力です。
「鈍感力」を手にすれば、不要な感情移入をせず、心に余裕をもって、問題に対処することが可能になるため、提案いたしました。
合理主義|冷静タイプ
合理的で様々な分析に長けた冷静なパーソナリティの方には、「コミュニケーション」スキルの強化がお勧めです。
このパーソナリティの方は、感情的にならずに相手の話を聞くことに長けていると思います。
それゆえ、「本当にこの気持ちをわかってくれているのかな?」と相手からはネガティブにとらえられてしまう可能性があります。
そこで、「コミュニケーション」スキルを強化して、相手の話から、的確なフィードバックをするとともに、ポジティブな部分には「感情」をしっかり載せてコミュニケーションを取ると、その説得力が増します。
クールでミスがない。なおかつ感情豊かな人だと思われたら、とても頼りがいあると思いませんか?
自分の性格に合わせてスキルを追加する。これは効果ありそうです!
辛さを対処してスキルアップも実現!もう一度立ち向かおう!
ところで、あなたは、なぜコンサルタントのキャリアをスタートさせたのでしょうか?
ここまで、辛い原因や、それに対処するための方法、スキルアップの必要性を解説してきました。
辛さを乗り越えて、さらに強いコンサルタントになるために、スキルアップについても意識していただけたと思います。
ここで、最終的な調整として、いったん初心に立ち返って考えてみましょう。
初心を思い出そう!
コンサルタントになったきっかけは、単純に高い報酬にあこがれてという方もいれば、多くの企業の支援をしたい、大きな仕事をして社会貢献をしたい等、実に様々な動機があると思います。
最終的に、自分のやっているプロジェクトが成功したときの達成感を味わったり、そのプロジェクトを成功させたことによって、その企業が成長するきっかけとなった場合、あなたはどう感じますか?
コンサルタントの仕事は辛いけど、それだけの理由がありますよね。
あなたに任せてよかったと思われることで、辛かった事が全て吹き飛びそうです!
多くの企業が、あなたの手助けを待っているかもしれません。
救世主ともいわれるべき、誇り高きコンサルタント。
今一度、質問をいたします。
あなたはなぜ、コンサルタントになったのですか?
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事のまとめです!
- 何が「辛い」のか把握する
- 「辛さ」に応じた対処方法を考える
- 自ら持っているスキルをフル活用する
- 新たなスキルを獲得して「辛さ」に対抗する
- 上記を踏まえた上で、コンサルタントになった理由を今一度考えてみる
一念発起してコンサルタントで独立したからには、是非継続いただきたいです!
しかし、辛いときは、我慢をせずに、是非エリアワンにご相談ください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!