個人事業主はワンルームの家賃を経費にすべし!知らないと税金で損をする!

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個人事業主として働きだすと気になるのが税金。

美鈴

ワンルームの賃貸で生活と仕事をしています。家賃は経費になりますか?

他に経費って何があるんですか??

「経費を上手く活用すれば、税金を抑えられるって聞いたけどよくわからない…」という方は、是非最後までご覧ください。

菅原
  • 何故経費を知ったほうがよいのか
  • 経費には何があるのか

ちょっと気になるモヤモヤが晴れるはず。
税金を抑えて手残りを多くし、さらにビジネスを拡大させましょう。

個人事業主はワンルームの家賃が経費になる!!

自宅がオフィス替わりという方、多いですよね。

オフィスとして使う自宅の家賃は経費になります

自宅は生活空間&仕事空間となり、仕事で使っている部分のみ経費になります。(注意点:あくまで自宅は生活空間でもあるため、全額はできません。)

生活空間と仕事空間が混ざっている時に、仕事で使う割合を決め、決めた割合で経費を計上することを「家事按分(かじあんぶん)」と言います。

美鈴

ワンルームだと割合だしづらい…。

自分がどう考えて按分するかを決めておくのは大事。割合の決め方の例を挙げるので、使いやすいのを選んでみては??

菅原

決める方法は大きく3つ挙げます。

  1. 面積
  2. 日数
  3. 時間

①面積

部屋のどのくらいを仕事で使うかを考えるやり方。

例)以下の場合

  • 家賃10万円
  • 床面積が50㎡
  • 仕事で15㎡使用

仕事で使用する割合
15㎡÷50㎡⁼0.3(30%)

そのため、100,000×30%=3万円

3万円を経費にできる。

②日数

月当たり何日仕事をするかで考えるやり方。

例)以下の場合

  • 家賃10万円
  • 一か月あたり15日仕事をしている

仕事で使用する割合
15日÷30日=0.5(50%)

そのため、100,000円×50%=5万円

5万円を経費にできる。

③時間

1日当たり何時間仕事をするかで考えるやり方。

例)以下の場合

  • 家賃10万円
  • 毎日6時間仕事をしている

仕事で使用する割合
6時間÷24時間=0.25(25%)

そのため、100,000円×25%=25,000円

25,000円を経費にできる。

④割合で出すのが難しい場合

①~③のどのやり方もあってない気がすることもあると思います。

按分を感覚で決めることも可能ですが、合理性を欠くため、①~③のやり方で出すのをおすすめします。

事務所がある場合

事務所は、家賃のすべてを仕事のために使うので、全額経費にできます。

事務所があっても、自宅でも仕事をする時は自宅の家賃も家事按分を決めて経費にできます。

仕訳はどのようにすればいいのか

家事按分が決まったら、実際に仕訳をしてみます。

例)家賃月10万円、経費3万円、家事分7万円の時

月単位の場合、毎月以下の仕訳を行います。

支払い時

借方金額貸方金額
地代家賃100,000現金預金100,000

家事負担分振替

借方金額貸方金額
事業主貸70,000地代家賃70,000

なぜ経費を計上したほうがいいのか

経費を計上するのは、税金を下げるためです。

税金は利益に対してかかります。要は、利益が小さければ税金が下がります。

経費を上げると利益が小さくなるので、その分税金が安くなり、手残りが多くなります。

家賃を経費として計上した場合としない場合で比較します。

(*本来なら他にも要素が加わるため、計算がもっと複雑になります。今回は経費計上の必要性について知っていただきたいので、簡略化します。)

利益100万円、家賃20万円(家事按分10万円)、税率5%の時
*課税所得とは税金がかかる所得のこと

①家賃を経費計上しない場合
利益100万円-経費0円=課税所得100万円
課税所得100万円×税率5%=支払う税金5万円
課税所得100万円-税金5万円=残り95万円
95万円-家賃20万円=手残り75万円

②家賃を経費計上する場合
利益100万円-家賃(仕事分)10万円=課税所得90万円
課税所得90万円×税率5%=支払う税金4万5千円
課税所得90万円-税金4万5千円=残り85万5千円
85万5千円-家賃(生活分)10万円=手残り75万5千円

家賃は結局20万円支払うのですが、仕事分を経費にするか、しないかだけで手残りに5千円の差がでます。

上記のように、税金を支払う前の利益から使える経費は、税金の額を減らし、手残りを多くしてくれます。

これらも経費になります!

経費になるのか悩む項目をまとめます。

  • 礼金 (*敷金:これは退去時に戻ってくるため、経費になりません。)
  • 住宅ローンの金利部分 (*元本部分は借入金の返済にあたるので、経費にできません。)
  • 固定資産税 (*経費に計上するときは、租税公課の勘定科目を使います。)
  • 共益費
  • 光熱費
  • 通信費
  • 駐車場代
  • 自動車税
  • ガソリン代
  • 車検代
  • 接待費
  • 旅費交通
  • 損害保険料
  • 新聞や書籍代

個人事業主の方は生活と事業が密着しているために「これは経費かな?」と悩むと思います。堂々と「仕事に使っています!」というものは経費として使えるか見直してみましょう

このときも、すべて仕事しか使わないのであれば、全額経費になります。

生活でも仕事でも使う場合は『家事按分』を決めて仕事で使う分のみを経費として計上しましょう。

経費を考えるときに大切なこと

按分を考えるときには、どんなやり方を選んでも大丈夫です。大事なのは、説明を求められたときに堂々と言える事

「私はこのような考え方で按分を決めています。」と言えるようにしましょう。

  • 月に10日しか働いていないのに、20日で按分
  • 毎日3時間程度しか働いていないのに8時間で按分
  • 仕事につながらない食事会を接待費として計上
  • 趣味の旅行を旅費交通費として計上

というのはしてはいけません。

『ズバリ回答! どんな領収書でも経費で落とす方法』という本には、経費の使い方が詳しく書かれています。

他の本では、『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』がおすすめです。

おもしろく学びたい方には『桃太郎のきびだんごは経費で落ちるのか? 日本の昔話で身につく税の基本』もいいですね!

手残りが多くなった分をさらに事業投資することが、収益のさらなる拡大につながります。

法人顧客を獲得したいけどできていないコンサルタントの方の場合、以下の講座でノウハウを学ぶのも1つの事業投資ですね!

このような、事業拡大に向けてなどの仕事に関わるセミナー代は研修費として経費計上が可能です。

また、書籍で学ぶ場合は書籍代です。手残りが増えた分をどんどん活用していきましょう。

まとめ

この記事では、以下についてまとめてきました。

  • 個人事業主の家賃は経費に計上できる
  • 経費を計上すると税金が安くなる
  • 見逃されがちな経費一覧

経費を上手く計上して手元の資金を残し、さらなる事業拡大を進めていきましょう。貴方のさらなる成功を応援しています。

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