【事業再構築補助金】申請要件を分かりやすく解説|狙うべき類型とは?

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毎回変更される申請要件、理解に苦戦していませんか?

事業再構築補助金の第7回公募では、申請要件に6つの事業類型が設けられています。

  1. 通常枠
  2. 大規模賃金引上枠
  3. 回復・再生応援枠
  4. 最低賃金枠
  5. グリーン成長枠
  6. 原油価格・物価高騰等緊急対策枠(緊急対策枠)

今回の記事では、各申請要件の内容を分かりやすく解説していきます。

そして、実は通常枠より特別枠の採択率が大幅に高い傾向にあります。

合致する申請要件を見つけ、是非挑戦してみはいかがでしょうか?

こんな方におすすめ記事です。

  • 要件の内容を理解したい。
  • それぞれの要件を分かりやすくまとめたい。
  • 通常枠以外の申請枠を狙いたい。

事業再構築補助金|6つの申請要件

経営者が描く計画が、事業類型に一致しているのか。この判断が大変ではありませんか?

まずは、申請するための条件である、6つの事業類型について理解していきましょう。

美鈴

そもそも事業類型とは何でしょうか?

申請枠の種類のことです。

補助金額と条件がそれぞれ異なります。

今泉武史
事業類型要件①要件②要件③要件④要件⑤
通常枠売上10%減少指針に沿う取り組み認定支援機関の策定--
大規模賃金引上げ枠通常枠要件を満たす従業員101人以上8,000万超の申請最低賃金増加従業員増加
回復・再生応援枠通常枠要件を満たす売上30%減少協議会の策定--
最低賃金枠通常枠要件を満たす最低賃金雇用率売上30%減少--
グリーン成長枠認定支援機関の策定年率5.0%成長見込みグリーン分野の取り組み--
緊急対策枠通常枠要件を満たす売上10%減少(現有高騰前後)---
さらに詳しい申請要件はこちらをご確認ください。

通常枠

今回の補助金の土台となる申請枠です。

他枠に申請するためにも、通常枠の条件をクリアしておかなければなりません。

申請要件①売上が減少している

コロナが流行する前と後で売上が10%以上減っていることが条件です。

美鈴

コロナ前後はいつの事を指すのでしょうか?

【コロナ前】
2019年1月~2020年3月の間

【コロナ後】
2020年4月以降

表で見ると分かりやすいですよ!

今泉武史

申請要件②指針に沿っている

今泉武史

指針という言い方も難しくありませんか?

指針とは?

現事業から新事業にどのように切り替えるのか、その方法のことです。

5つの方法が定められており、いずれかに当てはめなければなりません。

【新分野展開】
新しい商品とサービスを新しい市場に展開します。

【事業転換】
販売する商品やサービスを変更します。

【業種転換】
メインとなる業種を変更します。

【業態転換】
メインとなる商品やサービスの売り方を変更します。

【事業再編】
M&Aを活用して、上記4つの再構築を実施します。

申請要件③認定支援機関に事業計画書を策定してもらう

申請する前に、挫折してしまう一番の理由は、事業計画書の作り込みです。

その難しさ故に、経営者様が一人で作りきることが難しい可能性があります。

そのため、税理士や中小企業診断士、コンサルタント等の支援が必要とされています。

支援する側は、以下の最低条件をクリアする事業計画書を作る必要があります。

策定条件

  • 申請額が3,000万円を超えた場合、金融機関にも策定に参加してもらう必要があります。
  • 3~5年で付加価値額を3.0%以上増やす計画を立てる必要がある。

認定支援機関の選び方はこちらの記事も是非、参考にしてください。

大規模賃金引上げ枠

比較的規模の大きい企業に対して、意欲的に従業員の増加を実施して事業全体の底上げを目指すための申請枠です。

通常枠の条件を満たした状態で、以下4つの条件も満たすような事業計画であれば申請対象となります。

申請要件①従業員数

101人以上の企業が対象です。

申請要件②申請額

最低補助額:8,000万円

大規模な申請枠となりますので、小規模の事業計画には不向きと言えます。

申請要件③最低賃金の増加計画

新事業を始めて、3~5年間以内に最低賃金を45円引き上げなければなりません。

申請要件④従業員の増員計画

新事業を始めて、3~5年以内に、1.5%従業員を増やす計画が必要です。

回復・再生応援枠

新型コロナウイルスの影響で受けた打撃が依然として強く、業績が回復しない企業に向けた申請枠です。

通常枠の条件を満たした状態で、以下2つの条件のどちらかを満たす必要があります。

申請要件①売上減少

2020年4月から、3か月間を切り抜いて売上が30%以上、減っていることが条件です。
比較対象は前年か前々年となります。

申請要件②中小企業活性化協議会の支援

中小企業活性化協議会との策定が必要です。

小企業活性化協議会とは?

中小企業を応援する機関です。

収益アップや経営の改善等、経営者のチャレンジをサポートしてくれる機関です。

中小企業活性化協議会は全国に配置されています。

一覧はこちらをご確認ください。

最低賃金枠

随時引き上げられる最低賃金に対して、資金確保が難しい企業に対して支援する申請枠です。

通常枠の条件を満たしており、以下の2つの条件を満たすことで申請が可能です。

申請要件①最低賃金付近の雇用率

最低賃金からプラス30円の給料で雇っている従業員がいること。

対象期間は2020年10 月~2021年6 月の間となります。また3カ月以上、上記の給与水準が続いている必要があります。

申請要件②売上減少

2020 年 4 月から、任意のひと月の売上が30%減っている。比較対象期間は前年、前々年です。

グリーン成長枠

注目されるグリーン事業を支援する枠です。

他の枠と違い、特別な条件が設けられています。

申請要件①認定支援機関の策定

申請する金額が3,000万円超えの場合、通常枠と同じように金融機関に事業計画を策定してもらう必要があります。

申請要件②年率5.0%以上の成長

  • 事業の実施を通じて、3~5年付加価値額の年率平均5.0%以上増加
  • もしくは事業の実施で、従業員の付加価値額、年率平均5.0%以上増加

以上の2つを達成できる見込みがある計画を立てることが必要です。

従業員の付加価値額とは?

総付加価値額を従業員数で割ることで求められます。

従業員一人当たりに、いくらの付加価値額をもたらしているのかを表します。

申請要件③グリーン14分野の取り組み

引用:経済産業省 グリーン成長戦略の概要

この14分野に対しての取り組みと、2年以上の人材教育を実施する。

グリーン成長枠に関しては、専門的な技術を持つ企業の取り組みのため、なかなか申請要件が合致する企業が少ないかもしれません。

しかし、未来を見据えた積極的なチャレンジは、審査員に刺さる事業計画を策定するチャンスです。

緊急対策枠

第7回公募から新設される事業類型です。

原油価格高騰の影響により、売上が10%以上減少した企業に対する補助金です。

原油価格高騰前:2019年~2021年

原油価格高騰後:2022年1月以降

指定期間:連録6か月の内、いずれかの3か月間

原油高による打撃を受けた企業は少なくありません。

様々な業界で活用可能なため、是非狙っていきたい申請枠です。

第7回で狙うべき特別枠

第7回公募で狙いたい申請枠は、最低賃金枠と緊急対策枠です。

これらは、今回も優遇採択される可能性が高いことを予想します。

過去の通常枠と特別枠の採択率の違いは以下の通りです。

参考:事業再構築補助金 採択結果より作成

最低賃金枠については、通常枠よりも2倍以上高い採択率です。

今泉武史

条件が一致するならば、是非狙っていきましょう。

申請までの手順

申請は3のフェーズに分かれます。事前準備、申請書類の用意、そして手続きへと進みます。

申請前の事前準備

【申請するためのアカウントIDを取得】

GビズIDと呼ばれるアカウントの取得が必要になります。

この取得には、早くても7~10日ほどかかります。最長1か月ほどかかるケースもあるので、注意が必要です。

まだまだ時間があるとは思わずに、早めに動いて取得してしまいましょう。

【意識共有】

企業経営者様の描く未来のビジョンを共有しましょう。

なぜ補助金を活用して、新しい事業を実施したいのかを明確にします。

経営者様の意欲は申請に向けての大きな原動力となります。

申請に必要な書類の準備

申請には決まった書類と事業計画書が必要になります。

書類関連

以下書類は、事前に用意して頂けるようにすると、打ち合わせが円滑になります。

  • 決算書
  • 現事業のパンフレット等
  • 従業員の情報
  • 売上高の資料
  • 導入予定の設備や機材の見積書

申請の条件を満たしていなければ先に進めません。

そのため、可能な限り早く判断する必要があります。そして、最適な申請枠を検討しましょう。

事業計画書

事業計画書の策定では、企業としての強みを活かし弱みを克服する内容を意識し、実現性のある事業計画を作り上げることに注力しましょう。

事業計画書を作ることが申請前の最大の壁であり、挫折するポイントです。乗り越えるためのコツはこちらの記事を是非参考にして下さい。

申請手続

取得したアカウントIDでこちらからログインし、電子申請マニュアルに沿って申請手続を進めましょう。

申請をサポートする側として、

  • 書類不備がないか
  • ファイルの破損はないか

念入りなチェックが必要です。

電子申請時によくある不備はこちらにもまとめられていますので、一度目を通しておきましょう。

今泉武史

書類不備による不採択は1割ほど発生しているようです。

要注意ですね!

まとめ

今回の記事では、事業再構築補助金の申請要件について解説しました。

  1. 通常枠
  2. 大規模賃金引上枠
  3. 回復・再生応援枠
  4. 最低賃金枠
  5. グリーン成長枠
  6. 原油価格・物価高騰等緊急対策枠(緊急対策枠)

第7回公募では、以上の事業類型が設けられており、それぞれの条件を満たすことで申請可能となります。

採択率から分析すると、狙うべき類型は特別枠である最低賃金枠か緊急対策枠がねらい目と予想します。

通常枠で不採択が続いている方も、条件が一致するならば、是非積極的に狙ってみてはいかがでしょうか?

法人獲得

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