「自営業でコンサルタント事業を始めたいけど、開業するときに必要なことってなんだろう?」
初めて事業を立ち上げるときって、なにが必要なのかいろいろ悩みますよね。
そこで、当記事では、コンサルタントとして開業するときに必要なことを解説しています。
また、資金調達に使える支援制度や、コンサルタントとして成功の道を歩んでいくために必要なスキルなども、お伝えしていきます。簡単にお読みいただけますので、ぜひご一読ください。
Table of Contents
コンサルタント(自営業)として開業!必要な準備について
届出の種類はいろいろありますが、一人で開業するなら、特に開業届、青色申告申請書が重要です。
青色申告制度は税務のさまざまな特典を受けれるので、ぜひ活用したいですね。
青色申告以外の有効な節税対策
●開業費の計上
開業日までにかかった準備費用も経費として計上できので、ぜひ活用しましょう。
領収書の保管もお忘れなく。
● 小規模企業共済への加入
小規模企業の経営者や役員、個人事業主などのための、積み立てによる退職金制度。
掛金は全額を所得控除できるので、高い節税効果があります。
様々な届出について、こちらのの記事で詳しく解説しています。
税務以外で、開業するときに必要な手続きについて
●国民健康保険
●国民年金
※会社員から独立した場合、役所でそれぞれの切り替え手続きが必要。
開業したときにやっておいたほうがよいこと
●事業専用の銀行口座を開設
●開業資金の準備
事業専用の銀行口座を開設
●理由1:お金の管理をしやすくなる。
●理由2:青色申告の帳簿付けするとき、余計な手間を減らせる。
●理由3:税理士に相談するときに事業収支のみを伝えることができる。
開業資金の準備
最低でも必要経費の3ヶ月分は確保しておいたほうが安全です。1、2ヶ月分の資金ですと、回収が間に合わず、資金繰りが苦しくなる可能性。
以下は大きくかかりそうな費用です。
● ホームページの制作費用 →外注すると30万ほどはかかる見込み
● 広告費 →売上の10パーセントから30パーセントが相場と言われている
● 事務所を構える際の費用→ 100万ほど見込み
など。
ただし、以下のようなことができれば費用をかなり抑えることは可能です。
●ホームページはパソコンに詳しいなら自作する。
●事務所を自宅にする。
以上、開業における準備についてでした。
ここからは、開業したあとのお得な支援制度について解説していきます。
開業のお得な支援制度「小規模事業者持続化補助金」
個人事業主にとって、小規模事業者持続化補助金はおすすめですよ。
小規模事業者持続化補助金がおすすめな理由
●理由1:経費を補填してもらえる。
●理由2:経営計画を練ることで事業の方向性をより固めることができる。
●理由3:商工会議所、商工会の相談員から経営に関するアドバイス受けられる。
開業したばかりだと、資金も少ないし、できるだけ費用は抑えたいもの。そう思うと、経費を補填してくれるこの制度はありがたいですね。
小規模事業者持続化補助金の具体的な解説
小規模事業者持続化補助金を受ける流れは以下のとおりです。
1:商工会、商工会議所のサポートを受けながら経営計画書、補助事業計画書を作成。
2:その後、審査に通れば、補助を受けれます。
この制度は、商工会、商工会議所のサポートを受けながら経営計画書、補助事業計画書を作成し、審査を経て採択が決定された後、所定の補助を受けます。持続化補助金は、小規模事業者が行う販路開拓や生産性向上の取組に要する経費の一部を支援する制度です。
引用元:ミラサポplus中小企業向け補助金・総合支援サイトちなみに、小規模事業者持続化補助金は現在2パターンあります。
●持続化補助金(一般型)
●持続化補助金(低感染リスク型ビジネス枠)
持続化補助金(一般型) について
●かかった経費分の3分の2を補填(最大50万円)。
●対象となる経費:チラシ作成、サイト作成、店舗の改装など。
●対象者:従業員が20人以下の法人・個人事業主。
(商業・サービス業は5人以下(宿泊業・娯楽業を除く)
持続化補助金(低感染リスク型ビジネス枠)について
● かかった経費分の4分の3を補填(最大100万円) 。
※ 感染防⽌対策の⽀援:補助対象の経費からさらに4分の1を上限に支援
● 対象となる経費: ポストコロナ(コロナ禍の後)を踏まえた、新たな事業の取り組み、その事業の役立ち、助けとなる感染防止策への投資分。
● 対象者:従業員が20人以下の法人・個人事業主。
(商業・サービス業は5人以下(宿泊業・娯楽業を除く)
というわけで、小規模事業者持続化補助金は開業したばかりの事業者にとって、経費を補填してくれるありがたい制度です。
しかし、何事もメリットがあれば、デメリットもあるもの。小規模事業者持続化補助金のデメリットは以下のようになります。
小規模事業者持続化補助金のデメリット
●交付までに時間がかかる。(いろいろと手続きに手間がかかるため)
・書類の準備商工会議所
・商工会とのかかわり
・経費の整理
・不備があった場合の修正対応
●後払いになる。
使った経費の補填になるため、補助金は後払いになります。
交付まで時間がかかるのと、後払いというデメリットはありますが、それでも補填を考えると、ぜひ活用したいですね。
以上、ここまで、 開業したあとのおすすめな支援制度である、小規模事業者持続化補助金について解説しました。必ずしも審査に通るわけではないですが、ぜひ活用したいですね。
この後は、コンサルタントとして成功するためのスキルについて解説します。
コンサルタントとして成功するためのスキルを解説
コンサルタントとして成功するためのスキルを5つ解説します。
コンサルタントに必要な5つのスキル
●コミュニケーション能力
●論理的思考力
●体力・精神力
●プロフェッショナルマインド
●専門知識、経験
以下でそれぞれのスキルについて具体的に解説します。
コミュニケーション能力
コンサルタントにとってコミュニケーション能力はとても大切です。なぜなら、コンサルタントの仕事はクライアントの抱える問題を解決すること。
解決するには、クライアントに寄り添い、良好な人間関係を築くことが重要になるからです。
●顧客の悩みに共感し、寄り添う(理解する)
●顧客の話をしっかり聴く
●顧客に合わせた提案をする
などですね。
論理的思考力
コンサルタントにって必須とも言える能力です。
●課題、問題に対し、道筋を立てて考えることで、根本的な原因を発見
●結論、理由、根拠などを論理的に伝えることで顧客を説得
●論理的に考えることで問題の全体像を把握
などなど、論理的思考は、物事をわかりやすくすっきりさせ、全体像を把握するために、大切な考え方(思考力)になります。
体力・精神力
コンサルタントは限られた時間の中、期限までにクライアントの抱える問題を解決しなければいけません。
大量の情報を集めたり、多数の人からもヒアリングしたりと、多くの負担もかかります。
そのため、コンサルタントには体力、強い精神力が必要となってきます。日頃から、健康管理、自身の心のケア(リフレッシュ)を意識することが大切ですね。
プロフェッショナルマインド
コンサルタントとして、どんな環境に置かれても、自分で考え、判断し、責任を持って、業務を遂行するための考え方。簡単に言えばプロ意識ですね。
責任は全て自分にあるという考えをすることで、人のせいにすることもなく、自己の成長にもつながっていきます。
専門知識、経験
コンサルタントは顧客の抱える問題を解決することが仕事です。ですので、当然、顧客を納得させるだけの優れた専門知識、経験が必要になります。
顧客の抱える問題に関して、その分野の豊富な知識、経験がなければ、良い提案をすることもできません。そのため、普段から自己の専門性を高めることが非常に重要。
コンサルタントとしての専門性を高めるということについては、以下の記事もおすすめですので、よかったらご参考にどうぞ。
まとめ
コンサルタント開業の準備、おすすめな支援金、成功するためのスキルについてでした。
- 開業届や、青色申告承認申請書が特に重要
- 開業したときの経費を計上できる(開業費)
- 節税対策として、小規模企業共済への加入、青色申告特別控除なども考えておく
- その他、国民健康保険、国民年金への切り替え、専用銀行口座、資金の用意
- 支援金として、小規模事業者持続型補助金はおすすめ
- コンサルタントの大事なスキル(コミュニケーション、論理的思考、体力・精神力
プロフェッショナルマインド、専門知識・経験)
以上になります。
ここまでご一読いただきありがとうございました。