メーカー勤務が長くなると「このままこの会社にいてもダメなのでは…?」と、転職を考えるタイミングもあると思います。
できることならメーカーに勤務した経験を活かしつつ、メーカー以外の業種に転職してキャリアアップしたいところです。
そんな方におすすめな転職先が、製造業コンサルタントです。
製造業コンサルタントは名前から想像できる通り、主に製造業メーカー相手にコンサルティングを行うコンサルタントで、最近メーカー出身者の転職先として人気が高まりつつあります。
この記事では、メーカーからの転職を考えている方向けに次の2点について解説していきます。
この記事の内容
- 製造業コンサルタントに転職するメリット
- 製造業コンサルタントへの転職のために必要なこと
- 転職後に成功する方法
転職で大きくキャリアアップしたいと考えているメーカー経験者の方は必見です!
Table of Contents
メーカー経験者が製造業コンサルタントに転職するメリット
このままメーカー勤務を続けても大きく成功しない気がしてきてしまった…という方は多いと思います。
そんな方は、『製造業コンサルタント』への転職を検討してみましょう!
製造業コンサルタントとは、製造業メーカー相手に「企業の課題を見つけて解決する」コンサルティングを行う職業です。
そんなコンサルティングの仕事には、次のようなスキルが非常に重要になってきます。
- 企業の業務内容や仕組みに対する深い知識や理解
- 現場で働く社員のニーズの理解
つまり、実際に現場で働いたことがあるメーカー勤務経験者には大きなアドバンテージがあると言えます。
製造業コンサルタントの転職で身に着けるべきこと
メーカー経験者は製造業コンサルタントへの転職にアドバンテージがあるとはいえ、コンサルタントそのものは、全く知らない業界。転職するにあたっては、もちろん新たな知識やスキルを身につける必要があります。
まずは、メーカー勤務との違いを確認してみましょう。
コンサルタントとメーカー勤務の違い
大きく、以下のような違いがあります。
メーカー勤務の特徴
- 年功序列で昇給できるタイミングや上限がある程度決まっているが、将来設計が立てやすく安定している。
- 役割や業務内容は限定的
コンサルタントの特徴
- 努力次第で大きな収入が得られるが、成果が出ないと収入につながらないなど、不安定になりがち
- 広い視野が必要
つまり、コンサルタントになるにあたっては、
- 自分を律して努力すること
- 収入が一時的に落ちたときのために貯金などの備えをすること
- 広い視野を手にいれるために勉強、挑戦し続けること
といった能力が、メーカー勤務の頃よりも必要になると考えられます。
製造業コンサルタントの業務内容
次に、製造業コンサルタントの具体的な業務内容をみていきましょう。
コンサルタントの仕事は一般的に次のような流れで進みます。
- 顧客から企業の現状を聞く
- 問題を発見する
- 解決方法を考える
- アドバイスする
- 改善を手伝う
以上の業務をするために、コンサルタントに求められる能力には次のようなものがあります。
製造業コンサルタントに必要な能力
- 顧客から企業の現状をヒアリングするための「聞く力」
- 顧客の話から問題点を発見する「分析力」
- 問題の解決方法を考えるための「論理的思考力」、「問題解決力」
- 考えた解決方法を顧客に正確にアドバイスするための「説明力」
- 顧客と協力して解決法を実践するための「信頼関係の形成」
さらに、
・経営上の問題(海外輸出、工場移転など)
・現場の問題(生産工程の改善、プロダクトライフサイクルの管理など)
など、メーカーの様々な部署・仕事の全てがコンサルティングの対象となります。コンサルタントの転職時には自分が経験した部署、業務以外についての知識も身につける必要があります。
こちらの記事では製造業コンサルタントの仕事内容について詳しく解説しているので、こちらも参考にしながらぜひ勉強してみてください!↓
コンサルタントとして成功する人の特徴
ここまで製造業コンサルタントの特徴や必要な能力について解説してきました。ここまで読んでみて、
- 収入が自分次第な分、転職して上手くいかなかったら…
- コンサルタントに必要な能力が多く、自分にできるのかわからない…
といった不安を抱いてしまった方も多いのではないでしょうか。
確かに、多くのスキルが求められるコンサルタントには向き不向きがあります。それでは、コンサルタントに転職して成功できるのはどのような人なのでしょうか?
主に次の3つのような特徴があげられます。
- 現場で専門性を身につけた人
- 現状を変える力がある人
- 苦境でも明るい未来を描ける人
ひとつずつ見ていきましょう。
①現場で専門性を身につけた人
顧客からの信頼を得るためには、専門分野が明確にあることが非常に重要です。
専門性、と言うと難しく聞こえるかもしれませんが、今まで真面目に仕事をし、勉強してきた方であれば勤務した期間の分だけ、専門性は身についているはずです。
②現状を変える力がある人
現状を変えるためには先に紹介した「問題解決力」や「論理的思考力」も必要になりますが、実はこれらは訓練によって今から身につけることもできます。1番必要なのは、それら新たな能力を積極的に身につけようとする「向上心」です。
向上心がありキャリアアップのために自ら努力できる人は、コンサルタントに必要な知識や能力を今から身につけることも可能でしょう。逆にこのような方は、成果を上げても年功序列の縛りも比較的強いメーカー勤務に居続けるより、努力した分だけ収入アップに繋がるコンサルタントに転職した方が成功できる可能性が高いはずです。
③苦境でも明るい未来を描ける人
コンサルタントは、課題を持つ企業に明るい未来を示す仕事です。時には経営状況が非常に厳しい顧客を相手にすることもありますが、苦しい現状からも成功への活路を見出す前向きな姿勢が必要です。
また、コンサルタント自身もメーカー勤務と比べると不安定な部分があります。特に、転職したての頃は顧客獲得に苦労する方も多いでしょう。
そんな時でも、不安になりすぎず前向きに努力を続けられる人が向いていると言えます。
製造業コンサルタントとして開業後に成功する道筋
コンサルタントへの転職として一般的なのは、コンサルティングファーム(コンサルティング会社)への就職です。しかし、最近では個人事業主としてコンサルタントを始める方も増えてきました。
コンサルタントとして開業する方法については、こちらの記事を参考にしてみてください!
個人事業主のコンサルタントになった場合、大きな課題が顧客の獲得です。コンサルタントとして起業することを考えている方は、顧客、特に利益の大きい法人契約を獲得するための知識・スキルを身につけておきましょう。
弊社『株式会社エリアワン』では、コンサルタントが法人契約を取るためのノウハウを蓄積し、実績を挙げ続けております。
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まとめ
POINT
- メーカーの現場から製造業コンサルタントへの転職は、現場経験を活かせるというアドバンテージがある
- 製造業コンサルタントへの転職時は、コンサルタントに求められる能力を身につけたり、自分が経験してこなかったメーカーの勤務についても知識を身につけたりする必要がある。
- コンサルタントで成功できる人の特徴は、「現場で成果を挙げてきた」「現状を変える力がある」「苦境でも明るい未来を描ける」。
この記事では、「メーカー勤務からコンサルタントに転職して成功できるのか?」について解説してきました。
コンサルタントになるには積極的に新たな知識、能力を身につけ努力する姿勢が不可欠です。向上心のある方にとっては、メーカーからの転職で得られるメリットは大きいでしょう。
この記事を読んで、自分にもできるかも?と思った方は、ぜひ弊社のセミナーで勉強を始めてみてください!