- 税理士をこのまま紹介に頼って続けるのは不安に感じる
- 自力で顧問先獲得・顧客開拓したい
- 税理士のWeb集客はどうすればいい?
このような悩みはありませんか?
紹介のおかげで税理士の仕事を続けられている状態は、もしかすると、たまたま顧問先に紹介可能な見込み顧客が多い時期なだけかもしれません。それでは、突然紹介が一切なくなってしまう可能性があります。
税理士で紹介に依存しなくてもいいよう、依存状態の不安をなくすために、税理士のWeb集客についてお伝えします。
Table of Contents
税理士がWeb集客するには?
友人・知人、顧問先などからの紹介以外に、税理士として仕事を依頼していただくには、どうすればいいのでしょうか?
税理士が、友人・知人、顧問先などからの紹介以外によって、税理士としての仕事依頼・顧客獲得をするためには、Web集客が必要です。
税理士がWeb集客すると、友人・知人、顧問先などの既存の紹介経由では関わることがない層の見込み顧客にリーチできます。
それによって、以下のようなメリットがあります。
税理士のWeb集客のメリット
税理士のWeb集客のメリット3つ
- 友人・知人、顧問先などの既存の紹介以外で、税理士として仕事をする機会ができ、収入の柱を増やすことが可能
- Web集客のために作ったHPやSNSなどの、あなたのWebメディアがあることで、ほかの人がWeb上であなたを紹介しやすくなる
- 既存の紹介経由以外の人が、紹介してくれるようになると、既存の紹介経由では考えられないような、メディア露出・共同事業・セミナー依頼などの機会に恵まれていく
メディア露出のようなことまでは望んでませんでしたが、税理士がWeb集客をすると、そういった可能性まであるんですね。
よって、税理士のWeb集客は、Webでない既存の紹介経由以外から、仕事を依頼していただいて収入が増えるほかに、メディア露出・共同事業・セミナー依頼などの機会に恵まれ得ることも魅力でおすすめです。
税理士のWeb集客方法とは?
税理士のWeb集客の方法は、4つあります。
税理士のWeb集客方法4つ
- HP(ホームページ)
- ブログ
- SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)
- リスティング広告
そして、税理士のWeb集客を成功させるためのポイントは、以下の2つです。
税理士のWeb集客を成功させるためのポイント2つ
- 顔出しによる見込み顧客の不安払拭
- セミナーによる価値提供の継続
税理士のWeb集客について、ここまで挙げた6つのことを踏まえて説明すると、以下になります。
税理士のWeb集客のポイント3つ
- 税理士のWeb集客方法を取って、紹介では出会えない見込み顧客に、税理士として認知してもらえるようにすること
- 見込み顧客の不安を少なくするためにあなたの顔を見てもらう必要があること
- あなたの顔を見てもらう方法として、各メディアに顔が写っている写真・動画の掲載をしたり、セミナー・Webセミナー(ウェビナー)を開催したりすること
以上によって、友人・知人、顧問先などからの紹介以外に、税理士として仕事を依頼していただくことができるようになります。
それでは、上記の税理士のWeb集客について、それぞれ解説していきます。
税理士Web集客①|HP(ホームページ)
HP(ホームページ)って、税理士のWeb集客で必要なんですか?
税理士のWeb集客でHPがあると、Web上での名刺として機能するため、HPがない場合よりも仕事の機会に恵まれます。そのため、税理士のWeb集客でHPは必要です。
税理士のWeb集客でHPがあるメリット
税理士の通常の名刺と違って、Web上の名刺であるHPは、あなたの税理士としてのリアルタイムの活動実態をいつでも見られます。
また、HPはWeb上にありますから、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やメール等で、共有(シェア)を容易に・無料で行うことが可能です。
そのため、HPがあることによって、税理士として活動実態があるあなたを、あなたを知る人が気軽にほかの人に紹介できますので、その分見込み顧客に見てもらえる機会が増え、仕事のお問い合わせをいただけるようになります。
よって、税理士のWeb集客においてHPは有用であり、おすすめです。
HP(ホームページ)にはSEO対策がつきもの
HPがあると税理士のWeb集客で有用なのはわかりましたが、HPは作ってあるだけで良いんですか?
Web集客のための税理士のHPは、作ってあるだけでは足りず、Googleのような検索エンジンの、検索結果上位に表示されるために、SEO(検索エンジン最適化)対策が必要です。
税理士のHPは、Web上に作ってあるだけでは、誰にも見てもらえない可能性があります。
誰にも見てもらえない税理士のHPがあったところで、Web上の名刺として機能しませんから、税理士として仕事の依頼をされるお問い合わせも来ません。そのため、HPを見てもらえるように手を打つ必要があります。
そして、税理士のHPを見てもらえるようにする手段が、SEO対策です。
SEO対策=検索ユーザーのニーズに応えているか?
SEO対策の基本は、「検索ユーザーのニーズに応えているか?」です。
検索ユーザーのニーズに応えるって、どういうことですか?
例えば「税理士」のキーワード検索なら、以下のようなページ内容が「検索ユーザーのニーズに応えている」と言えます。
「税理士」キーワード検索のニーズに応えている内容
- 「税理士」の説明
- 「税理士」の資格情報
- 検索ユーザーの最寄りの「税理士」情報
「税理士」という言葉をキーワード検索する背景には、
- 税理士って何?
- 税理士になるには?
- 税理士に相談したいことがある
といったニーズが検索ユーザーにあると考えられるので、そのニーズに応えるような、
- 「税理士」の説明
- 「税理士」の資格情報
- 検索ユーザーの最寄りの「税理士」情報
といったことを、検索エンジン側は「税理士」のキーワード検索結果に表示したいのです。
そうでないと、検索ユーザーのニーズが満たされません。ニーズが満たされなかった検索ユーザーは、その検索エンジンを使わなくなる可能性があります。
検索ユーザーがいなくなってしまうと、検索エンジン側は、サービス提供をする意義がなくなって困るので、検索ユーザーのニーズに応えるページを必要としているわけです。
よって、SEO(検索エンジン最適化)対策の基本は、「検索ユーザーのニーズに応えているか?」となります。
SEO対策したHP(ホームページ)の作り方
税理士のHPにSEO対策を講じるには、あなたが税理士として検索エンジンに表示されるための、キーワードを決める必要があります。例えば、以下のような考え方があります。
税理士HPのキーワード案
- 「あなたが税理士として提供できるサービス名」×「税理士」×「地域」
- 例:
- 「税務顧問 税理士 北海道」
- 「クリニック開業 税理士 沖縄市」
- 「申告書丸投げ 税理士 東京都23区外」
以上のように決めたキーワードに沿って、税理士のHPを作り込むことで、検索エンジンに表示されるSEO対策がされたHPとなり、税理士のWeb集客が可能なHPとなります。
税理士のHP自体を作っていない場合は、以下の記事をご覧ください。
税理士Web集客②|ブログ
ブログは税理士のWeb集客で必要ですか? HP(ホームページ)があれば、ブログがなくても良いような気がしますけど、どうなんでしょうか。
税理士のブログは、税理士のWeb集客でおすすめです。
もし、SEO(検索エンジン最適化)対策を的確にした税理士のHPだけで、満足に集客でき、思い通りの収益を上げ、望んだメディア露出などができているなら、ブログがなくても構いません。
しかし、税理士のHPだけでは満足した集客ができていないのであれば、そのHPに誘導するためにブログは有用です。
また、税理士のブログには、あなたの色んな一面を知ってもらう機会にもなります。そのため、顔出しとは別に、見込み顧客との心理的な距離感を縮めることが可能です。
税理士のブログでの情報発信
税理士のブログは、どういうことを書けばいいのでしょうか?
税理士のブログで書くことは、税理士に関する情報です。税理士に関する情報の中でも、以下の3つがおすすめです。
税理士に関する情報3つ
- 節税対策の情報
- 公開しても良いあなたの顧客の声
- 税理士のあなたや仕事仲間に関する情報
節税対策の情報
税理士のブログネタとしておすすめな、税理士に関する情報の1つ目は、節税対策の情報です。
税理士という専門家の立場から言えること、その説得力は、検索ユーザーのニーズに応えるものと言えます。
特に、節税対策は、今すぐ税理士に仕事を依頼したい人以外にも、関心のある情報ですので、節税対策のブログ記事を通して、あなたを知ってもらう機会になります。
公開しても良いあなたの顧客の声
公開しても良い、あなたの顧客の声をブログ記事にすることもおすすめです。
税理士のあなたの顧客だからこそ言えることを載せることで、以下の3つのメリットがあります。
顧客の声のメリット
- あなたの人となりを、ほかの人を通して知ってもらえる
- あなたの税理士としての仕事を、ほかの人の評価を通して知ってもらえる
- 顧客の声があればあるほど、あなたを信頼と実績がある人だと思ってもらえる
いくら税理士本人が「私はこういう人間です!」とアピールしても、それを素直に信用する人ばかりではありません。特に、ビジネスに都合の良いアピールである場合は、疑ってかかられてしまうものです。
そのため、本人以外である、顧客の声があることで、見込み顧客に疑いの目のない状態で、あなたの人となり、税理士として提供している仕事などを知ってもらうことができます。
また、顧客の声があることで、税理士としてのサービスの説明もしやすくなります。サービスの説明に絡めて、顧客の声を引用することもおすすめです。
税理士のあなたや仕事仲間に関する情報
- 税理士としてあなたがどういう人なのか
- 何の仕事ができるか
- 提供しているサービスは何か
- 連携できる仕事仲間はいるのか
といった情報を発信する必要もあります。そういった自己紹介・プロフィールなどが載っていないと、積極的にあなたを知りたくなった人が「なんで普通あるような情報がないの?」と不信感を覚えてしまいます。
そのため、税理士のあなたや仕事仲間に関する情報を、ブログに書くこともおすすめです。
税理士のブログにもSEO対策が必要
税理士のHP(ホームページ)で必要なSEO(検索エンジン最適化)対策は、ブログでも必要ですか?
税理士のWeb集客のため、検索エンジンの検索結果上位に表示されたいブログ記事には、SEO対策が必要になります。
ブログ記事でのSEO対策は、キーワード検索した検索ユーザーのニーズに応えているとわかるような、ブログ記事タイトルと導入文(または記事概要を記載したディスクリプション設定)が重要です。
検索結果に表示される各ページの情報は、ブログ記事タイトルと導入文(場合によってはキーワードと一致した文章の前後)のみです。
したがって、検索結果からあなたのブログ記事へアクセスしたいと思われるために、その2点を考えて書くことが、有効なSEO対策となります。
税理士Web集客③|SNS
税理士のWeb集客でSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用すると、どんなメリットがありますか?
税理士のWeb集客でSNSを利用すると、以下の3つのようなメリットがあります。
税理士のWeb集客でSNSを利用するメリット3つ
- 税理士のSNSアカウントにフォロワーや友達が多くいると、SNS上での影響力が強くなり、仕事を依頼される機会が増える
- SNSの埋め込み機能を使って、税理士のHPやブログに対して、付加価値を高められる
- SNSは、SEO対策を意識しなくても良く、無料で利用できるので、気軽に活用できる
SNSアカウントの影響力
税理士のWeb集客でSNSを利用すると、SNSアカウントのフォロワーや友達の数の多さが影響力として見られます。
その影響力が強ければ強いほど、SNSを介して税理士としての仕事の依頼があったり、ほかのメディアに出演を提案されたりする機会が増えます。
影響力が強い税理士のSNSアカウントというだけで、権威づけになるので、税理士のHP(ホームページ)やブログで、そのSNSアカウントを掲載すると、それを見た人に強い印象を持たせることが可能です。
SNSの埋め込み機能
また、SNSの埋め込み機能を使って、税理士のHPやブログに税理士のSNSアカウントを埋め込むことで、そのSNSで発信した情報を、そのSNSアカウントを埋め込まれたHPやブログ内に表示させられます。
それによって、検索エンジンの検索結果から、あなたのHPやブログに訪れた検索ユーザーが、思いも寄らないお得な情報を得ることにもなり、検索ユーザーのニーズを満たす以上の価値を与えられることもあります。
SNSの気軽さ
ほかにも、税理士のHPやブログと違って、SNSは、SEO(検索エンジン最適化)対策を意識する必要がなく、無料で利用できるものばかりですので、気軽に活用できるところもメリットでしょう。
税理士Web集客④|リスティング広告
リスティング広告なら、SEO(検索エンジン最適化)対策は考えなくて良いと聞いたのですが、本当ですか?
税理士のWeb集客でリスティング広告を使う場合、SEO対策は考えなくて良いというのは本当です。
SEO対策を講じるのは、税理士のHP(ホームページ)やブログを、検索結果上位に表示させるためです。
一方で、リスティング広告は、検索結果上位よりも上部に表示させられます。そのため、リスティング広告は、SEO対策とは別の仕組みになっていますから、SEO対策は必要ありません。
リスティング広告は、広告費を掛けるだけで、SEO対策された競合税理士のサイトよりも上に表示されるので、SEO対策は不要ってことですね。
もちろん、リスティング広告は広告ですから、競合税理士があなたよりも高い金額で広告枠を獲得していた場合、その競合税理士のサイトが上に表示されます。
もし、競合税理士が何人も、あなたよりも高い金額で広告枠を獲得していた場合、あなたのリスティング広告は、検索結果ページに表示すらされない可能性があります。
リスティング広告ではSEO対策と別の戦略が必要
そのため、リスティング広告は、SEO対策と似たようなキーワード戦略や、広告予算計画が必要です。
特に、キーワード戦略は重要で、見込み顧客がいないようなキーワードでリスティング広告を出稿してしまうと、赤字を垂れ流すことになります。
一方で、キーワード戦略をしっかり取れば、SEO対策と違って即日に、検索結果の上部にあなたの税理士HPを表示させて、見込み顧客に見てもらい、お問い合わせから仕事の依頼を獲得することも可能です。
税理士がWeb集客で成功するには?
最後に、税理士のWeb集客を成功させるために2つのポイントをご紹介します。
税理士のWeb集客を成功させるためのポイント2つ
- 顔出しによる見込み顧客の不安払拭
- セミナーによる価値提供の継続
顔出しによる見込み顧客の不安払拭
これまで紹介してきた、HP(ホームページ)やブログ、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)といったWebメディアは、基本的に文字だらけです。
文字だけでは、あなたが本当に税理士なのかも、あなたが血の通った人なのかもわかりません。
見込み顧客からすると、文字だけではあなたの存在にリアリティ・実在感がなくて、本当に仕事を依頼してもいい相手なのかと、あと一歩のところで踏みとどまってしまいかねません。
そのため、あなたの税理士HP・ブログ・SNSに、顔や仕事風景がわかる画像の掲載や、自己紹介ページ・動画公開などを行い、見込み顧客の不安・抵抗感を払拭してあげましょう。
セミナーによる価値提供の継続
特に、税理士のWeb集客の成功において、税理士のセミナー・Webセミナー(ウェビナー)の開催や、セミナーを録画した動画の公開などは強力です。
あなたの顔も見えて、税理士としての技能があることも見てもらえます。セミナーの中で自己紹介もしますし、セミナー会場や動画で、文字だけではわからない、血の通った人であるリアリティを感じてもらえるでしょう。
そのため、税理士のセミナー・Webセミナーの開催と、その開催・録画公開について、税理士HP・ブログ・SNSで告知することをおすすめします。
Webセミナー開催が初めての方は、以下の記事をご覧ください。
まとめ
税理士のWeb集客チェックポイント
- HP(ホームページ)
- ブログ
- SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)
- リスティング広告
- 顔を見てもらえる工夫
- Webセミナー(ウェビナー)
税理士は、基本的に紹介してもらうことによって顧客獲得をする傾向があります。
そういう税理士業界で、Web集客によって自ら新規顧客開拓ができるようになること。それだけで、紹介依存による収益の頭打ちがなくなります。
そして、紹介依存という下請け業者状態では見えなかった、税理士としての新たなあり方が見えてくるでしょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。