【コンサルタントの集客】客数を効率的に増やすデジタルマーケティング!

デジタルマーケティングであればインターネットやSNSなどを使って顧客のニーズや関心に合わせた情報やサービスを提供できるので、効率的に集客や販売促進ができます。

今の時代、競合他社はデジタルマーケティングを当たり前のように活用しているので、デジタルマーケティングなしでは競争に勝つことは難しいしょう。

この記事では、コンサルタントの客数を効率的に増やすデジタルマーケティングの方法と落とし穴、アナログマーケティングの必要性について解説します。

コンサルタントの客数を増やすデジタルマーケティングとは?

デジタルマーケティングとは、インターネットやSNSなどのデジタルメディアを活用して自身のサービス・商品を宣伝したり、顧客と関係を築いたりすることです。

デジタルマーケティングには様々な手法がありますが、この記事では5つの手法をご紹介します。

各手法にはメリットだけでなく、デメリットもありますが、組み合わせることでメリットを最大限に生かし、デメリットを最小限に抑えることができます。では、それぞれ詳しく解説していきます。

なお、Webマーケティングについて勉強になる動画解説があるので興味のある方はご覧ください。

ここで、WebマーケティングとはWebに限定したマーケティング手法であるのに対し、デジタルマーケティングはWebに限定しないオンライン全体のマーケティング手法をいいます。

デジタル広告

デジタル広告とは、インターネット上で配信される広告のことです。デジタル広告には、検索エンジンやSNSなどのプラットフォームに掲載されるものや自身のウェブサイトやブログに設置するものなど様々な種類があります。

デジタル広告のメリットは、以下のように広告ならではの便利なものが多くあります。

しかし、一方で費用が比較的高いというデメリットもあるので注意が必要です。そこで、費用対効果を最大化するためのテクニックを覚えておきましょう。

また、デジタル広告は単体ではなく、SNSマーケティングやSEO最適化など他の手法と組み合わせることでより効果を発揮します。

例えば、デジタル広告で集めた見込み客に対してSNSで関係性を築いたり、SEOで検索上位に表示されたコンテンツで信頼性を高めたりすることが考えられます。ぜひ色々な組み合わせを考えてみてください。

SNSマーケティング

SNSマーケティングとは、ソーシャルネットワークサービスを利用して自身のサービス・商品を紹介したり、顧客との関係を構築したりすることです。

SNSマーケティングのメリットは以下のようなものが挙げられますが、特に費用の安さと拡散力の高さが強みです。したがって、それらを最大限に生かした戦略を考えましょう。

ただし、SNSに投稿するだけでは効果は期待できません。メリットを生かして最大限に効果を発揮させるためには、SNSマーケティングの戦略とノウハウを活用する必要があります。

そこで、SNSマーケティングを以下の手順で実践することをおすすめします。

各手順をしっかりとこなしていけば効果が表れますので、ぜひ習得していただければと思います。

手順①:目標とターゲットを明確にする

SNSマーケティングを始める前に、何を目的としているのか、誰にアピールしたいのかを明確にしましょう。例えば、以下のような目標とターゲットの設定が考えられます。

このように、目標とターゲットを明確にすることによってSNSでどんなメッセージを発信すべきか、どんな反応を得たいかが分かります。また、効果測定や改善にも有効です。

手順②:適切なSNSプラットフォームを選ぶ

SNSには様々な種類がありますが、すべてのSNSを使う必要はありません。自身の目標とターゲットに合ったSNSプラットフォームを選ぶことが大切です。ここで、代表的なSNSを紹介します。

例えば、コンサルティングサービスの認知度を上げたい場合は、FacebookやLinkedInがおすすめです。中小企業の経営者や起業家とつながりやすく、自身のサービスや実績を紹介できます。

また、TwitterやInstagramは、若い世代や個人のブランディングに力を入れたい場合に便利です。トレンドに乗ったり、インフルエンサーと協力したりして、自身のファンを増やすことができます。

なお、Facebook集客について詳しい解説記事があるので気になる方はご覧ください。

【必見】Facebook集客は獲得数向上の秘訣?集客での活用方法を解説

株式会社ヴァリューズが2022年に公表したWebサイト＆アプリ市場のユーザー数ランキングによると、2022年の10月時点でFacebookのアプリ起動者数は、約80,695,000人とされています。 ...

手順③:コンテンツの質と量を管理する

SNSに投稿するコンテンツは、ターゲットにとって価値があり、質の高いものでなければなりません。価値のないものと判断されると無視されます。無視されないように質を高めるためには、いくつかテクニックがあります。

このようなテクニックを積極的に活用することで、未経験者でも興味を引くコンテンツを作り上げることができます。

他にも色々なテクニックがあり、日々進化しているのでネット上の人気コンテンツを参考にするなど継続的に勉強する必要があります。

また、コンテンツの量も重要です。SNSでは、定期的に投稿することでフォロワーの関心を維持できます。しかし、投稿しすぎると逆に飽きられてしまう可能性もあります。

適切な投稿頻度は、SNSプラットフォームやターゲットによって異なりますが、一般的な目安がありますので参考にしてください。

以上のようにコンテンツの質と量の両方を上手に管理して、注目される魅力的なコンテンツを作れるようになりましょう。

手順④:ユーザーエンゲージメントを高める

SNSマーケティングで重要なのは、単にコンテンツを発信するだけでなく、フォロワーや見込み客との関係性を築くことです。

ユーザーエンゲージメントとは、SNS上でのユーザーの反応や参加頻度のことで「いいね」やコメント、シェアなどがその指標になります。これを高めることで、以下のような効果が期待できます。

では、どうすればユーザーエンゲージメントを高めることができるのでしょうか。そこで、いくつかのテクニックを紹介します。

これらのテクニックは、ユーザーに対話や参加を求めることで関心や興味を引き出し、コミュニティ意識や親近感を高める効果があります。

また、ユーザーから得られたフィードバックやデータは、今後のSNSマーケティングの改善にも役立ちます。

ユーザーエンゲージメントが低下すると、質の高いコンテンツでも見てもらえなくなるなどのSNSマーケティングへの悪影響は計り知れないので、ぜひ積極的に取り組みましょう。

手順⑤:分析と改善を繰り返す

SNSマーケティングを行う上で最も重要なことは、分析と改善を繰り返すことです。分析と改善を怠るとSNSマーケティングの効果は上がらず、むしろ競合他社の同じ活動によって効果が下がってしまいます。

SNSマーケティングの効果を測るためには、様々な指標を定期的にチェックする必要があります。

例えば、フォロワー数、いいね数、コメント数、シェア数、クリック数、コンバージョン率などです。これらの指標は、SNSマーケティングの目標に応じて設定し、適宜見直すことが大切です。

また、これらの指標を分析してデータを正確に把握するためには分析ツールの活用が欠かせません。分析ツールとは、SNSのデータを収集して可視化し、分析しやすくするツールのことです。

次に、分析したデータをもとにSNSマーケティングの改善点を見つけ出し、実行します。

例えば、どのようなコンテンツの反応が良かったのか、どの時間帯に投稿するとユーザーエンゲージメントが高まるのか、どのSNSプラットフォームがターゲットに適しているのかなど改善点を探します。

そして、改善点を踏まえてSNSマーケティングの戦略やノウハウをブラッシュアップしていくことができれば、客数を飛躍的に増やすことも不可能ではありません。

SEO対策

デジタルマーケティングで客数を増やすには、検索エンジンで上位表示されることが重要です。検索エンジンで上位に表示されると、潜在的な顧客の目に触れやすくなり、クリック率やアクセス数が増えます。

そのためには、SEO対策(検索エンジン最適化)を行う必要があります。SEO対策とは、検索エンジンのアルゴリズムに合わせてウェブサイトやブログの内容、構造を改善することです。

SEO対策を行うことで検索エンジンがウェブサイトやブログの内容を正しく認識し、関連性の高いキーワードで検索されたときに上位に表示されるようになります。したがって、SEO対策の効果は非常に大きいといえます。

このようにSEO対策には多くのメリットがありますが、例えば以下のようにSEO対策には専門用語もあるので勉強が必要になります。

では、各具体例について詳しく解説します。

具体例①:キーワードの選定と配置

キーワードの選定と配置は、SEO対策の基本的なテクニックです。検索エンジンは、ウェブサイトやブログの内容をキーワードで判断します。したがって、検索されにくいキーワードを使用すると検索エンジンの評価は下がります。

逆に、検索されやすいキーワードを適切に使用すると検索エンジンにウェブサイトやブログの内容が正しく伝えられます。これにより、検索エンジンの評価が高まり、上位に表示される可能性が高くなるということです。

上位に表示されると、潜在的な顧客にアピールできるチャンスが増えます。最適なキーワードの選定と配置をするためのポイントがあるので参考にしてください。

具体例②:メタタグの設定

メタタグとは、ウェブサイトやブログの内容を検索エンジンに伝えるためのタグです。メタタグには、タイトルタグやディスクリプションタグなどがあります。

メタタグの設定をすると、検索エンジンにウェブサイトやブログの内容が正確に伝わるので、タイトルと説明文の関連性が高く評価され、上位表示される可能性が高くなります。

また、検索結果に表示されるタイトルや説明文が魅力的であれば、ユーザーのクリック率も向上します。

具体例③:内部リンクと外部リンクの強化

内部リンクと外部リンクを適切に設置することで、検索エンジンがウェブサイトやブログの内容をより深く掘り下げて評価してくれます。

以上のようなSEO対策を行うことで検索エンジンでの上位表示が期待できます。しかし、SEO対策は一度行ったら終わりではありません。

検索エンジンのアルゴリズムは常に変化しており、競合他社もSEO対策を行っています。そのため、定期的にウェブサイトやブログの状況を分析し、改善しなければなりません。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、自身の商品・サービスに関連する有益な情報を提供することで顧客の信頼や関心を高め、購買意欲を喚起するマーケティング手法であり、展開手法は多種多様です。

このようにコンテンツマーケティングの展開手法は多様であるため、メリットもさまざまです。

ただし、コンテンツの数を増やせばいいというものではありません。魅力的で興味をひくものでなければ、無駄に時間とお金を浪費するだけです。

したがって、魅力的で興味を引くコンテンツの選択と展開には、未経験者でも分かりやすい以下の手順がおすすめです。

以上が、コンテンツマーケティングの展開手法についての説明です。最後に、メールマーケティングについて解説します。

メールマーケティング

メールマーケティングとは、メールで顧客とコミュニケーションをとって関係性を築き、購買意欲を高めるマーケティング手法です。

メールマーケティングのメリットは以下のようなものがありますが、見込み客にピンポイントに送信でき、読まれる可能性が高い点が一番の強みです。

ただし、読まれるためには工夫が必要であり、ここでは6つのステップを踏むことを提案します。長いステップになりますが、難しくはないのでスムーズに読んで頂けると思います。

なお、以下の動画ではメールマーケティング手法であるメルマガとステップメールの両者の違いを解説しており、メールマーケティングの理解が深まる内容なのでぜひ参考にしてください。

また、メール術については以下の動画が参考になるので、メール作成の際に活用してください。

ステップ①:目的と目標を設定する

メールマーケティングの目的は何か、目標はどのように測定するか、これらを明確にすることでメールマーケティングの方向性や効果を確認できます。

例えば、目的が「新規顧客の獲得」なら、目標は「月々の登録者数やオープン率、クリック率などの指標」になります。

ステップ②:メールリストを構築する

メールマーケティングの対象となる顧客リストを作成することです。メールリストは自身のウェブサイトやSNSなどで登録フォームを設置して集めるのが一般的です。

ただし、単に集めればいいというものではありません。メールアドレスが個人情報であること、誤送信はトラブルの原因になりうることなどから、有用なメールリストでなければなりません。

ここに有用なメールリストの構築方法を挙げるので、ぜひそれに従って作成してみてください。

ステップ③:メールコンテンツを作成する

メールマーケティングで送るメールの内容を作成します。メールコンテンツは以下の要素から構成されます。

ステップ④:メール配信システムを選ぶ

メールマーケティングで送るメールを管理するシステムを選びます。メール配信システムは以下の機能があると便利ですが、費用は安いものから高いものまであるのでバランスを考慮して選択することが重要です。

ステップ⑤:送信する

メール配信システムを使ってメールを送信する際には、トラブル予防のためにも以下の確認を怠らないようにしましょう。

ステップ⑥:効果を分析する

メール配信システムから得られるデータを分析して、メールマーケティングの効果や課題を把握することです。分析する際には以下の指標が参考になります。

分析した結果は、次回送信以降の改善点や施策案に生かしましょう。そうすることで、より多くの人に読まれるメールを作成できるようになります。

デジタルマーケティングの落とし穴に注意

デジタルマーケティングは、コンサルタントの集客において重要な役割を果たしています。しかし、デジタルマーケティングにも落とし穴があります。

しかも、デジタル業界は変化が激しい業界なので新たな落とし穴が誕生することもあり得ます。したがって、継続的にマーケティング戦略を見直し、改善する必要があります。ここでは、考えられる落とし穴をいくつか紹介します。

落とし穴①:適切なターゲット層の特定が難しい

デジタルマーケティングは、広範なオンラインプラットフォームを活用するため、ターゲット層の正確な特定が難しいことがあります。これにより、効果的な広告やキャンペーン展開が困難になります。

この対策には徹底したデータ分析と改善の繰り返しが必要です。

落とし穴②:情報の過剰供給とターゲットの興味喪失

デジタルマーケティングでは多くの情報がオンライン上で提供されます。しかし、現代社会は情報の過剰供給によってターゲットは興味を失い、広告やキャンペーンに無関心な場合が多いです。

これにより、マーケティング効果が薄くなってしまいます。顧客の興味を引き続けるためにはクリエイティブなアプローチを取るなどの工夫が必要です。

落とし穴③:オンライン詐欺やプライバシー保護の問題

デジタルマーケティングは、オンライン上で情報のやり取りや取引を行うため、詐欺やプライバシー保護の問題が発生する場合があります。

そのため顧客はセキュリティ面で懸念を抱き、オンライン上での活動を制限する恐れがあります。

この対策としては、直接的にはオンラインセキュリティの強化が一番ですが、それで防ぎきれない場合はアナログで対応するのも一つの方法です。

落とし穴④:顧客との直接的な接触機会の減少

デジタルマーケティングではオンライン上での活動が中心であるために顧客との直接的な接触機会が減少します。

顧客との直接的な対話や面談の機会が少なくなることで、顧客のニーズや要求を正確に把握することが難しくなります。これについては、後述するアナログマーケティングを活用することで解決できます。

アナログマーケティングは不要か?

デジタルマーケティングの台頭とともに、アナログマーケティングの重要性は薄れてきたと感じる人もいるかもしれません。しかし、アナログマーケティングにも独自の価値と必要性があります。

そこでアナログマーケティングの利点をいくつか挙げます。

利点①:直接的な接触機会が多い

まず、アナログマーケティングの一つの利点は、直接的な接触とパーソナライズされた体験を提供できることです。

アナログのチラシやポスター、イベントなどでは実際に触れたり、感じたりする機会があるので、顧客はより身近に感じることができます。

また、アナログマーケティングは地域や特定のコミュニティに焦点を当てることができるため、ターゲット層により密接に訴求できます。

利点②:顧客との信頼関係構築に役立つ

次に、顧客との信頼関係を築くのに役立つこともあります。デジタルマーケティングでは、情報の過剰供給や迷惑メールといった問題が存在します。

それに対して、アナログマーケティングでは手紙やパンフレットなどの物理的なアイテムが使用されることが多く、顧客は特別に選ばれた体験を味わうこともできます。

信頼を築くためには、顧客との直接的な関係を持つことが重要であり、アナログマーケティングはその一助となるでしょう。

利点③:一部の特定の産業や市場では効果的な手段

また、アナログマーケティングは、一部の特定の産業や市場では効果的な手段です。

例えば、高齢者層や特定の地域にフォーカスしたビジネスではアナログマーケティングが効果的であり、デジタルマーケティングだけではカバーできない層にリーチできます。

デジタルマーケティングの利点

一方で、デジタルマーケティングの方が効率的で広範なターゲットにリーチできるという点は否定できません。

デジタルマーケティングは、リアルタイムのデータ分析や広範な広告配信ができ、効果測定やターゲット層の特定において大きな利点があります。

デジタルとアナログの連携

以上より、アナログマーケティングは一定の効果を発揮し、特定のターゲット層に訴求することができます。

したがって、デジタルマーケティングが主流となっている現代社会においても、アナログマーケティングは必要ないとは言い切れません。

また、デジタルマーケティングとアナログマーケティングを組み合わせることで、より総合的で効果的なマーケティング戦略を構築することも可能です。

ビジネスのニーズや特性に合わせて、どのマーケティング手法を使うかを柔軟に考えることが大切です。

まとめ

この記事では、コンサルタントの客数を効率的に増やすデジタルマーケティングについて以下のことを解説しました。

• デジタルマーケティングには、デジタル広告、SNSマーケティング、SEO対策、コンテンツマーケティング、メールマーケティングなどがあり、うまく組み合わせることでより効果的になる
• デジタルマーケティングにも落とし穴があり、対策が必要である
• アナログマーケティングは現在でも通用する

デジタルマーケティングの落とし穴対策をしつつ、アナログともうまく組み合わせて効率的に客数を増やしましょう。最後まで読んでいただきありがとうございました。