「ネットの通販コンサルタントでの起業に興味があるけど、実際どうなんだろう?業務内容とか始め方について詳しく知りたいなあ。」
このような悩みについてお答えしていきます。
今回、当記事では、ネットの通販コンサルタントについて、起業の始め方、その存在価値や業務内容を、わかりやすく解説していきます。
他にも、実際に質の高いコンサル業務をおこなうために大切な4つの能力、ネット通販コンサルの将来性、といった内容もお伝えしていきますね。
簡単にお読みいただけますので、ぜひご一読ください。
Table of Contents
ネット通販コンサルで起業するには?
まず結論ですが、始めるだけなら名乗るだけで開始できます。コンサルタント業というものには、そもそも始めるための資格というのは存在しません。
- 公認会計士
- 税理士
上記のような、その資格をもっていないとできないような仕事ではありません。よって名乗れば誰でもコンサルタントになることはできます。
しかし、そこから顧客を獲得し、自分のスキルを提供して報酬を得ていくためには、人に教えられるだけの専門性がないと厳しいのが現実です。
先生になれるだけの専門性が必要
コンサルタントは顧客の抱える課題を解決することが仕事です。ですので、解決できるだけの専門スキルが必要になります。
そして、立ち位置としては、コンサルタントが先生、顧客が生徒という関係性になることが重要です。先生という立ち位置を保てないと、信用が下がり高い報酬をいただけなくなってしまいます。
ですので、先生という立ち位置を保つためにも、顧客のどんな専門にも答えられるくらいの専門性がコンサルタントには必要になります。
専門性の大切さについては、以下の記事も参考になりますので、よければご一読ください。
専門性の大切さについて、参考記事
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長期契約を取るためのポイントについて、参考記事
こちらの記事では、コンサルで長期契約を取るためのポイントを知ることができます。ご参考にどうぞ。
ネット通販コンサルタントの存在価値について
ネットの通販コンサルタントでの起業を考えたときに、「実際どうなんだろう？需要はあるのかな？」と気になったりしますよね。
そのような疑問に対して、結論からお伝えすると、通販コンサルタントの存在価値は高いと言えます。
なぜなら、スマホが普及し、ネットでの買物も増加したため、より通販サイトの競争も激化しているためです。
上記の理由から、企業が競争から生き残るためにも、専門家である、ネット通販コンサルタントの存在は重要と言えます。
顧客企業の要望を取り入れつつ、商品が売れるサイト作りをおこなっていくことが、ネット通販コンサルタントの仕事となります。
ネット販売は特有のスキルが必要。実際に売れるサイトを作ることは簡単ではありません。だからこそ商品を売りたい顧客企業にとって、売る力を持つコンサルタントの存在は重要です。
具体的な業務内容について
ネット通販コンサルタントは、顧客のネット販売における売上向上という成果を目指し、サイトの構築、改善策の提案、実施のサポートなどを行うことを責務としています。
具体的な業務内容は以下の通り。
- ネット通販における売上向上のための戦略を提案
- ネット通販サイトの構築代行
- 効果的なSNS集客のサポート
- SEO対策業務
- 販売サイトの改善(さらなる売上向上のための改善策)
- サイト顧客へのメルマガ配信の施策
などなど顧客のネット通販における売上向上のため、SNSも含めて、サイト業務に関する様々な課題を解決していきます。
以下、さらに上記の各業務について細かく見ていきます。
ネット通販戦略の提案
- 顧客のサイトで販売する商品の内容、コンセプトの把握。
- 売上向上に一番適切な戦略を、分析、検証。
以上のような流れで、売上向上に一番適切な戦略を組立、顧客に提案。
サイトの構築代行
- 顧客サイトの構築サポート
- 完全な構築代行を受注
戦略の提案だけではなく、上記のように、サポートもしくは、サイト作りの代行業を受注といったこともおこないます。
具体的なサイト構築の流れとしては、顧客の自社販売、ASPの広告(広告代理店)を利用しての販売など、最適な販売スタイルを考えつつ構築していきます。
ASPとは？
「Affiliate Service Provider」の略。広告主とメディア運営者を仲介するサービス提供会社のことです。広告主はASPに広告を載せることができ、そこからメディア運営者がその広告商品をサイトで紹介してくれるといった仕組みになります。
また、サイトのコーディング(プログラミング)に関しては以下のとおり。
- 専門のエンジニアに委託する
- 自分でコーディングできるスキルがあるなら、自身でおこなう
以上がサイトの構築業務の流れになります。
SNS集客サポート
SNSからサイトへ集客するための導線を分析･検証していきます。
SNSで直接の販売はニーズが合わないので難しいですが、うまくサイトへ引っ張ることで、効果的な集客が見込めますので、これを活用しない手はありません。
SNSは基本的に交流の場であり、セールスをする場所ではありません。なので、見込み客の方には、SNSからサイトへ移動してもらうことが重要になるんですね。
また、SNS上にて拡散されることで、より多く効果的に見込み客への宣伝を行えます。
「SNSからサイトへ引っ張ってくる」という、言葉にすれば簡単ですが、実際に見込み客をサイトに誘導するには、相応の経験、スキルが必要になるため、ここでもコンサルタントのノウハウが必要となってきます。
SEO対策
インターネットで集客をするには、SEO対策は欠かせません。
SEO対策を最適に行うことで、顧客サイトを検索エンジンの上位に表示でき、より多くの見込み客を集めることができます。
しかし、SEOというのはブラックボックスとも言われており、はっきりとした完全な答えがないため、ですので、これも経験の弱い顧客にとっては、コンサルタントの専門スキルというのが重宝となってきます。
SEOのルールは、グーグルのアップデートによって変わります。なので都度の対策が必要となります。そのためにも専門コンサルタントのスキルというのは重要になってくるんですね。
SEOに強いサイトを作れる=検索エンジンの目立つ場所にサイトを表示できるため、顧客にとっては非常にニーズがあると言えます。
販売、集客など各サイトの改善
使いやすいサイト作りのために改善を繰り返すことも、コンサルタントの大切な仕事になります。
- 見やすく感じる
- 使いやすい
このように訪問者に感じてもらうことも、商品が売れるサイト作りに必要です。
使いにくい、見にくいという理由で見込み客はサイトから離れてしまいます。ですので、コンサルタントはいかに見込み客に見てもらえるかを顧客と共に考えながら、サイト構築の改善をしていく必要があります。
サイト顧客へのメルマガ配信の施策
サイトに集まった見込み客、顧客に対し、メルマガを配信していきます。
メルマガは攻めの媒体と言われており、サイトと違って、企業側からお客様に対しセールスアプローチをかけることができるため、販売の選択肢として効果的です。
ちなみに、ブログやホームページなどのサイトは待ちの媒体と言われています。こちらからは基本的にお客様へのアプローチができないからです。
メルマガを配信するのにも、より購入率を上げるため、専門的なセールス文章スキルが必要になります。そのため、ここでもコンサルタントの販売スキルというのは必要となります。
ここまでのまとめ
●ネット販売は特有のスキルがいるため、売上を向上させるためには、専門コンサルタントの存在は重要と言える
●コンサルタントの業務としては以下のとおり
1:売上向上のための戦略を提案
2:サイトの構築
3:SNS集客
4:サイトの改善
5:メルマガ配信
以上、ここまでネット通販コンサルタントの重要性、具体的な業務内容について、解説してきました。
ここからは、実際のコンサル業務を進める上で、質の高い仕事をするために重要な4つの能力について解説していきます。
コンサルの質を高める4つの能力について
上記で解説したネット販売スキルではなく、質の高いコンサル業をおこなうために重要な能力となります。参考にご一読ください。
コンサル業の質を高めるための能力4つ
重要な能力とは以下の4つです。
- 論理的思考能力
- コミュニケーション能力
- 体力･精神力
- プロフェッショナルマインド
それぞれのスキルについて、以下で解説していきます。
論理的思考能力
別名ロジカルシンキングとも言います。
- 難しい事柄を簡単に分かるように体系化する
- 大量の情報を一つの軸、テーマに沿ってまとめる
- 相手の話の内容をわかりやすく整理する
- 相手にわかりやすく説明する
以上のように、物事をわかりやすく整理し、相手(顧客)も理解しやすい説明をするためにも、重要となる思考能力です。
実際にコンサルティングファームなどでも、この思考は重要視されています。
コミュニケーション能力
コンサルティングは人から人へのサービス提供です。そのため、顧客とのコミュニケーションというのは大切にです。
- 顧客の悩みに寄り添い、しっかり相手の気持ちを理解する
- 顧客の話をしっかりと聴く
- 顧客のニーズに合った提案
- 場の空気を読む
- ときには顧客、関係者を励ます
以上のようなコミュニケーション能力が重要となります。
顧客も人であるため、こちらがいかに良い提案をしようとも、相手の気分を害するような振る舞いをしては信頼関係も構築されず、契約も長続きしないでしょう。
顧客も人です。出来るなら自分の気に入った人に依頼をしたいはず。ですので、長期契約をしてもらうためにも、コンサルタントは顧客にしっかりと寄り添い、信頼関係を築くことが重要になりますね。
体力･精神力
コンサルタントは一般的に激務と言われる仕事です。
なぜなら、顧客企業が自分たちでは解決できないような、難しい依頼がメインとなるため、問題の発見、解決にも時間がかかり、コンサルタント自身にも相応の負荷がかかるためです。
コンサルタントの顧客というのは、基本的に企業の社長や個人事業主となる場合が多く、その分求められる質も高くなります。それに答えるには、耐えるだけの体力･精神力が必要となります。
プロフェッショナルマインド
コンサルタントは、顧客企業の売上向上という、最も重要な課題に取り組むため、それに伴う責任も大きいものとなります。
そのため、大きな責任を果たすための、プロフェッショナルマインド、簡単に言えばプロ意識が重要です。
顧客企業もプロであり、その方たちが自分だけでは解決できないと思ってコンサルタントに依頼してきます。
プロの顧客をサポートするためにも、より強いプロ意識は大切な要素となります。
仕事である以上、プロ意識は絶対に必要ですよね。有名な言葉で「思考は現実化する」とも言います。ですので、普段から「自分はプロ中のプロだ!」と意識しすることが、シンプルですけど大切なことですね。
ここまでのまとめ
●質の高いコンサル仕事をするために重要な4つの能力
･論理的思考能力→物事を体系的にわかりやすく整理する、伝える
･コミュニケーション能力→相手の悩みに寄り添う
･体力･精神力→質の高い要求にも耐える体力･精神力
･プロフェッショナルマインド→絶対に顧客の課題を解決するというプロ意識
以上、ここまで、質の高いコンサル仕事をするために重要な、4つの能力について解説してきました。
ここからは、ネット通販コンサルタント業に将来性はあるか?ということについて解説していきます。
ネット通販コンサルタント業は安泰？
ネット通販コンサルタントの仕事は将来性があるのか？
結論からお伝えしますと、「絶対とは言い切れませんが、当分は大丈夫」となります。
冒頭のほうでもお伝えしましたが、スマホの普及もあり、ネット通販市場は年々増加しているためです。
以下、詳しく見ていきます。
ネット通販の利用率は増加している
ネット通販の利用は年々増加傾向です。理由は、上記でも書きましたが、スマホの普及が大きな理由として考えられます。
いまや、国民一人に一台と言っても大げさではないくらい、スマホは普及しています。
例えばよくある光景として、多くの乗客が乗った電車やバスの中でも、ほとんどの人がスマホを活用していますよね。
スマホでのネット通販利用の調査関連
インターネット調査会社のマイボスコムによると、2014年から2021年までの間にスマホでの通販利用は4倍に増えているとのことでした。
このことから、スマホでのネット通販利用が確実に増加傾向にあることがわかります。以下は、日本経済新聞が2021年6月2日に記載した記事の引用になります。
インターネット調査会社のマイボイスコム（東京・千代田）によると、通販の利用経験者のうち、過去1年以内にスマートフォン（スマホ）からネット通販を利用したのは約4割で、7年前と比べて4倍になった。女性や若年層を中心に、スマホを使ってお得に買い物を楽しむ人が増えているとみられる。買った商品を聞くと、食料品や飲料、衣料品の回答が多かった。
引用元:日本経済新聞
ここまでのまとめ
●ネットの通販コンサル業の将来性はどうか?→「絶対に大丈夫とは言い切れないが、当分は大丈夫」
●スマホの通販利用は年々増加で、2014年から2021年の7年間で4倍に増えている。
以上、ネット通販コンサル業の将来性についてでした。
まとめ
ここまでネット通販コンサルタントの 起業の始め方、その存在価値、具体的な業務内容、重要な4つの能力、将来性、などについてそれぞれ解説してきました。
- コンサルタントは名乗れば始められるが、稼ぐには先生になれるだけの専門性が必要
- 集客には成功事例3つ作ることが重要(無料で引き受けるのもアリ、早く実績を作る)
- ネット通販コンサルタントの存在価値は高い
- 顧客の要望を取り入れながら、商品の売れるサイトを作ることが仕事
- 質の高いコンサル業をおこなうためには、論理的思考･コミュニケーション･体力/精神力･プロフェッショナルマインドといった能力が重要
- 仕事の将来性として「当分は大丈夫」→スマホの通販利用は7年間で4倍になっている
以上になります。ここまでご一読いただき、ありがとうございました。
