「コンサルタントに必要な勉強ってなんだろう?資格とかいるのかな?」
今回は、このような悩みについてお答えしていきます。
当記事では、コンサルタントが勉強すべき3つのポイントについて解説。
その他、コンサルタント業に必要なこと、資格の有無、起業するために重要なことなどについても、お伝えしていきます。
簡単にお読みいただけますので、ぜひご一読ください。
Table of Contents
コンサルタントに必要な勉強【3つのポイント】
3つのポイントはこれ
- 論理的思考能力を高める
- コミュニケーション能力を磨く
- 専門的スキル・知識
コンサルタントの顧客は、主には企業の経営層。忙しい顧客に対して、限られた時間でわかりやすく、質の高いアドバイスをするのが仕事です。そのため、上記3つのポイントが必要になります。
3つのポイントについては、以下でそれぞれ詳しく解説。
論理的思考能力を高める
論理的思考の高め方
- 結論、理由、根拠の順で考える癖をつける→説得力のある伝え方をするため
- 物事に対し「なぜ?」という疑問をもつ→疑問から自分なりの結論を導く訓練
- なるべく具体的な言葉を使う→わかりやすさ、相手の認識が異なるのを防ぐため
論理的思考能力とは、物事を段階的に分かりやすく整理すること。このわかりやすく整理するというのは、コンサルタントにとって重要です。
上記でもお伝えしましたが、コンサルタントの仕事は、顧客に対してアドバイスをすることです。その顧客とは主に企業の経営層。当然ですが、企業の経営層は忙しいので、限られた時間で、わかりやすく的確な提案をする必要があります。
そのためにも、物事を段階的にわかりやすく伝えるという、論理的思考能力は大事になります。
補足
実際に普段の生活において、論理的思考で考える癖をつけることが大事。実生活で使えるようになって初めて生きた能力となってきます。人は21日続けると習慣化してくるという法則も。無理のない範囲で少しづつ意識してやってみることが大切です。
コミュニケーション能力を磨く
磨き方
- 悩んでいる相手の声に耳を傾ける、寄り添う→相手は自分の話を聴いて欲しい、理解してほしい
- 場の雰囲気を読んだ発言を心がける→場に適さない発言は不快感・不信感を生む
- 相手の声に対してリズムよくうなずく→うなずくことで、「話を聞いてくれている」という好印象をもたれる
コンサルタントの場合、顧客とのコミュニケーションは不可欠。コンサル業の本質は、人に対するサービス業だからです。
- 特に相手の相談話はよく聴く・共感する
- 相手が何かアドバイスを求めているときは、解決策を提案する
以上のことを普段の生活でも意識することでも、コンサルに必要なコミュニケーション力を磨く訓練になります。
補足
相手の相談を聞いてると、気づかないうちについ、否定や余計なマウントをとってしまう場合があります。特に自分の価値観が強すぎる場合は注意。悩みは人それぞれなので、相手の話よく聴き、理解してあげることが大切ですね。
顧客との信頼関係の大切さについて、以下の記事もおすすめです。
顧客との信頼関係を築く、参考記事
顧客との信頼関係の大切さ、参考記事
専門的スキル・知識を身に付ける
専門スキル、知識
- コンサルタント会社に就職する→コンサル会社の現場で実務を身に付ける
- 需要のある分野に就職し、学ぶ→需要のある分野の会社で実務を身に付ける
- フリーで活動し、実務、実績を積み上げる→フリー活動で実務経験を積み、スキルを高める
上記のとおり、コンサルの専門スキルとは、実務に基づき、実際に成果を出せていることが重要です。自分が成果を出せていないのに、人に教えるというのはかなり難しい。ましてや、顧客は企業の経営層。
実務に基づいた高スキルとそうでないのとでは、相手の信用がまったく信用が違います。コンサル会社の場合は、会社の信用でなんとかなるかもしれませんが、個人でおこなう場合、この実務面における高いスキルは重要なポイントです。
コンサルの専門性については、以下の記事もおすすめです。ご参考にどうぞ。
コンサルの専門性、参考記事
コンサルの専門性、参考記事
体力・精神力も必要
コンサルタントには、体力・精神力の強さも重要です。上記でも繰り返してますが、主な顧客は企業の経営層。求められる質は高く、相手も忙しいので、スケジュール管理も大変です。
そのため、顧客の要望に答えられるだけの体力・精神力が必要になります。
質の高さを保つためにも健康管理は重要
健康管理
- 睡眠時間の確保
- バランスのとれた栄養補給
よく聞く話かもしれませんが、やはり上記の2点は大切です。
特に日本人は真面目な気質だからか、睡眠を削ってでも仕事を頑張る人も多いです。確かにときには、頑張ることも必要かもしれません。しかし、睡眠不足で確実にパフォーマンスは落ちるので注意が必要ですね。
メンタルは大事【病は気から】
精神面も重要です。病は気からと言われるように、精神が乱れることで、質も低下します。精神を安定させるには、上記の睡眠時間、栄養補給も大切です。健全な精神は健全な身体に宿るとも言いますよね。
普段の言葉使いも大切
聖書では「初めに言葉ありき」という記載があります。言葉が先で後から行動がついてくる、というようなものですね。近年では、言葉が現実を作るということも科学的に研究はされています。
実際世の中の成功者と言われる人も、前向きな方が多いです。
- 元サッカー日本代表の中田英寿さん
- 実業家の堀江貴文さん
- ソフトバンクの孫正義さん
など、皆さんすごく前向きなイメージです。もちろん全員とは言えないかも知れませんが、大体知られている世の中の成功者は、たくましくてエネルギッシュな人が多いです。
ポジティブでエネルギッシュだからこそ、人を引っ張っていけます。普段の発言でも、自信満々に言う人はそれだけで信頼されやすいです。
普段の言葉使いから、ポジティブな発言を心がけたいものですね。
資格の勉強は必須ではない
コンサルタントは名乗れば始められます。資格の取得は必須ではありません。なぜなら、コンサルタントは資格がなくてもやれるからです。
- 公認会計士
- 税理士
などのように、その資格がないと仕事ができないというわけではありません。
政府公認サイトにも記載
政府公認の資金支援サイトである、資金調達ノートにも「コンサルタントは始めるのに資格はいらない」とあります。
資格よりは実績が重要
コンサルタントは、無形のサービス業です。そのため、信用を得るには実績が重要。顧客にとって何を提供できるのか、明確な実績がなければなかなか信用を得ることは厳しいです。
最初は実績がない状態です。コンサル会社所属なら会社の信用がありますが、個人の場合は信用がありません。そのため、最初は無料で仕事を引受、実績を作り、それを元に収益化していくやり方もあります。
資格も+αにはなる
資格もないよりは持っている方がプラスにはなります。なぜなら、資格をもっている=勉強意欲のある人という印象になり、マイナスにはなりません。
例えば経営コンサルタントであれば、中小企業診断士などの国家資格があります。
国家資格ですので、取得は簡単ではありません。ですので、それらを取得していることは、顧客にとっても「この人は向上心のある人」という印象を与えやすくなります。
人脈の形成
資格を取得することで、同じ取得者の交流会などに参加する機会も増え、人脈も広がるというメリットがあります。
起業したい!重要なのは覚悟と行動力
上記にで、コンサルタントは始めるのに資格はいらないと、解説しました。
- 覚悟
- 行動力
起業する場合に特に重要となるのは上記の2つです。
始めはゼロからのスタートであり、どんどん行動して、実績を作っていくことが重要です。そのためには最初は無料で仕事を引受、実績を作るというのもおすすめ。
いきなり独立はリスク
いきなり独立すると、収益もなくなります。すぐに収益を得られる保証もありませんので、いきなりはリスクが高いです。まずは副業的にテストして可能性を見ていくほうが、大変ではありますが安全なやり方です。
起業の第一歩、参考記事
以下の記事は、起業の第一歩として、自分のキャリアの棚卸をしましょうという内容になります。ご参考にどうぞ。
起業の第一歩、参考記事
まとめ
ここまで、コンサルタントが勉強すべき3つのポイント、体力・精神力の必要性、資格の有無、起業に重要なこと、などについて解説してきました。
- コンサルタントには、論理的思考能力、コミュニケーション能力、専門スキル・知識が必要
- 論理的思考能力は物事をわかりやすく、段階的に整理する
- コンサルの本質はサービス業であり、コミュニケーション力は顧客との信頼構築に重要
- 企業の経営層にアドバイスできるくらいの専門スキル・知識は必要
- 体力・精神力も必要
- 資格は必須ではないが、持っていれば+αにはなる(人脈の広がりにも効果的)
- 起業には覚悟と行動力が重要
ここまで一読いただきありがとうございました。