コンサルタントの種類はいくつある?どういった人が向いているのかについて

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最近、何々系コンサルタントといった職業が増えてきていますね。一体何種類あるのかと思った方もいらっしゃるかもしれません。実は数えられないほど多くあるんですよ。主にどういった職業があるのかについて解説していきますね。

自身の経歴を活かせるのがどのコンサルタントなのか、気になるという方もいらっしゃるかと思います。

今回は、種類だけでなく、どういった人が向いているのかについても解説しています。また、近年の市場動向や業務の流れについても書いたので、気になった方はぜひご覧くださいね。

コンサルタントの種類は無限大?

菅原

コンサルタントって一体何種類あるんですか?

何種類と簡単に分類できるものではないんですよ。業種や職種の数だけ存在するんです。

美鈴

業種や職種や分野の数だけあるので、無限大と結論づけました。ただそれだとわかりにくいので、有名なものについて解説していきますね。

全部で8種類あります。

  • 総合
  • 経営
  • 戦略
  • IT
  • シンクタンク
  • ファイナンシャル
  • 人材
  • 財務

総合

Big4と呼ばれる、世界4大監査法人企業が主な企業となっています。社員が何百何千と多く、幅広い業界の専門コンサルタントが勤めているんですよ。

  • 上流工程だけでない
  • 協業して行う
  • 全容を把握

上流工程だけでない

経営に関する戦略や業務、導入といった上流工程だけでなく、現場を含め、全てにおいて手広く行なっていきます

協業して行う

他の部門の人やグループ企業と協力して行なっていくことが主です。総合コンサルタントが中核となり、専門の組織を形成し、事業ごとに問題に取り組むことが多いです。

事業規模が大きいものも多く、大量の資金と専門家が導入されることが多いんですよ。

全容を把握

他のコンサルとは違い、コンサルや専門家が上流工程だけでなく、あらゆるところで担当しているため、全貌を見ながらどういったことを行なった場合、どんな影響が起こるのかといったこともつぶさに見ることができます。

経営

経営に関するアドバイスを行います。

  • 資金繰り
  • 雇用サポート
  • 仕組みづくり

一人で行うのは難しいことが多いので、組織化し協業して行うことが多いです。なかには各部署のコンサルを複数人も雇うのが難しい企業も彼らに依頼します。

経営だけでなく幅広い専門的知識が求められます。

戦略

世界的展開している昔からある有名な企業が業務を担っていることがほとんどです。もともと欧米の経営知識を用いた形でしたが、最近はその国の風土に寄り添った戦略経営のための指導を行なっています

  • 企画立案
  • 立案したものを導入するための仕組みづくり
  • 実行のために支える

実行のために支える

主な仕事は、業務や企業の全容を理解し、経営戦略を練るというものです。最近では提案だけでなく、実行できるように支えていくといった地道な業務も増えてきているんですよ。

社長といった経営陣を相手に、経営やM&A、新規事業などの戦略に携わっていくことが中心です。新市場、新規事業、新製品、人事、市場、ITといったものも行います。

依頼料が高く、大企業が依頼することが多いです。

組織や財務、ITなど幅広い知識が必要で、それを用いて顧客が求めるものを実現させていきます

そういった経験を積んでもらい、新たな経営者を創出していくという面もあります。

IT

Big4の企業ネットワークを用いていた企業を中心にはじまった、元は会計コンサルタント企業です。ITやシステム系の事業に携わることが多く、「ビジネス&IT系」と言われていました。IT技術を用いて経営の問題解消に挑みます。

元の会計コンサルタント企業は総合系と言われるようになったのですが、現在でも「ビジネス&IT系」は続いており、あらゆる企業のIT戦略や業務改善など上流工程のアドバイスやサポートをします。

最近はビジネス&ITだけでなく、他企業に投資をしたり、自社の強みを創出・維持するために研究開発するといった一つの企業であらゆる業務を行なっているところもあります。

市場を調査し、データ分析を用いてアドバイスをしていきます。IT商品の販売や事業を手がけている会社も多いです。

  • 設計や運用保守をサポートし改善する
  • 新たなシステムを導入する
  • 現状のシステムを改善する

新たなシステムを導入する

ERPというソフトを用いて市場を調べていくので、まずソフトを企業が利用できるようにするところから始めます。

売上や原価計算、データ分析などができるので、そういったソフトを普段から一般企業が利用できるようにしていくのが業務です。

シンクタンク

証券や金融系発の政策立案や提案をする研究所のことで、市場や経済、業界を調べ、問題解消に挑むのが仕事です。ITやマネジメントといったものもコンサルタントとして行うのでそういった技能も必要です。

他のコンサルタントと違い、大手と多くの接点があるので、若手でも仕事を獲得しやすいです。

ファイナンシャル

主にM&Aに関するアドバイスを行います。そのためかなりの専門的知識と経験を要します。自身が担当する企業だけでなく、相手企業の状況もよく知り、交渉していく必要があります。企業のトップと関わることが多い為、人間性が重視されます。

知的財産や企業価値を評価することも業務のうちの一つです。

人材

経営戦略や将来を予測し、人材を整える業務です。なかには世界的な規模の人事戦略やM&Aによる人事、福利厚生といったものを幅広く手がけている企業もあります。

どういった人材に残ってもらうか、企業のトップと相談しながら行っていきます。また転職希望者に見合う仕事の選定や日取りなども行います。

就業におけるルールや労務に関するもののコンサルタント、人材育成のコンサルタント、採用のコンサルタントといったものがあります。

財務

財務の状態を理解し、分析にかけ、指導を行っていきます。

M&A、資金繰り、企業再生、企業価値評価や節税方法のアドバイスをするといったあらゆる財務に関する業務を行なっていきます。

世界的な規模のM&Aにも従事することが多いので、財務だけでなく幅広いコンサル業を手がけています。

向いている人は?

菅原

コンサルタントって誰でもなれるわけではないイメージがあるのですが...

そんなことはありませんよ。コンサルタントをするには特にこれといった資格が必要なわけではないのですから。

美鈴

そのため重視されるのが人柄と実績です。実績を積むためにシンクタンク系に就職するというのも手かもしれません。

また実績の少ない人であっても他の方が持っていない強みを少しでも持っているといいでしょう。

これまでの経歴を活かせるようにすることも大事です。専門分野に特化したコンサルタント会社もあるのでそういった企業に勤めるというのも手でしょう。

なかには特にこれといった強みがないと思っている方もいらっしゃるかもしれません。経験も大事ですがそれと同じくらい大切なのが人柄です。

相手の要望を汲み取る傾聴力や、誠実さ、単に忌憚なく意見が言えるのではなく、お互い意見交換できるよう日頃から心がけていくことが案件獲得やプロジェクト成功につながるでしょう。

人柄や専門分野がどれほど大事なのかといったことや就職後どういったことをすれば長期契約につながるのかについて、この記事に書いてあるのでよかったらご覧くださいね。

需要について

そもそもコンサルタントのどの分野が需要があるのか気になる方もいらっしゃるかと思います。

顧客の需要が大きいのが以下の3つの企業です。

  • 経営
  • 戦略
  • IT
美鈴

また近年の市場規模や市場動向については以下の通りです。

市場規模

2018年は7,659億円と言われていて、特に成長したコンサルはビジネス・ITコンサルで前年より40.5%も増加しており、709億円です。2023年に9900億円を超えると予想されています。

市場動向

顧客企業の経営状況や日本や世界全体の景気に左右されます。不景気だと業績も上がりませんが、AIなどのDX化といったシステムを企業に導入する案件が増えてきているので、業績も上がってきています

コンサル業をするには

先ほども書きましたが資格は特に必要ないため、経験者だけでなく未経験採用も多いんですよ。

はじめから開業というよりもどこかに就職する形が多いですが以下の2通りあります。

  • コンサル企業に就職
  • 税理士事務所の経営コンサルに就職

コンサル企業に就職

コンサル業を行う人の多くがコンサル企業で勤めていることが多いです。起業するよりも先に就職する方が無難だと思われます。

税理士事務所の経営コンサルに就職

税務で相手先の企業の経営状況を知ることも多いので、コンサルとして働いている人もいます。税理士資格がなくてもコンサルとして勤めることが可能です。

大まかな流れ

菅原

仕事の流れを知りたいです。

プロジェクトとして毎回案件ごとに組織されて仕事していく形となっています。

美鈴

コンサル企業やプロジェクト内容にもよりますが、戦略コンサル企業だと、2〜5人で組織され、三ヶ月〜半年ほどで一つのプロジェクトを進行していきます。

例えば以下のような形で進めていきます。

  • 一ヶ月目:相手企業との相談
  • 二ヶ月目:企画を提案
  • 三ヶ月目:詳細に聴き取りを行う
  • 四ヶ月〜半年:コンサル業を行う
  • 最終月:今後のアドバイスを行う

一ヶ月目は企画書を作るために担当部門の責任者に依頼内容や課題などを聴き取ります。二ヶ月目は企画書を元にどういった目的でプロジェクトを行なっていくかについて提案します。

三ヶ月目は経営陣や関係者からより詳しく聴き取りします。四ヶ月目からは目的に合わせたコンサル業を行なっていきます。最終月では結果の振り返りをし、指導したことが今後定着するようにしていきます。

まとめ

コンサルタントは厳密にいえば何種類といった形で分類しきれないほど多いです。細分化しようとすると、業種や分野の数だけあるからです。

よく分類されるのは8種類で、需要が大きいのは経営、戦略、ITとのことでした。

また、コンサルタントは資格なしで未経験でも就職することができます。これまでの経歴を活かし、他の人とは違う強みがあるコンサルタントになると活躍しやすいかもしれません。

コンサルタントを行う上で重要視されるのは実績だけではありません。傾聴力や誠実さといった人柄も大事なので、日頃からそういったところにも気をつけておくといいでしょう。

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