営業からコンサルタントに転職、なんだか自分にもできそう!そう思った経験はありませんか?
結論、営業からコンサルタントを目指すことは十分に可能です。さらには高い年収を目指すことも視野に入ってくることでしょう。
コンサルタントと営業のゴールは違いますが、踏むプロセスには近いものがあります。営業のゴールは商品やサービスの販売や契約、コンサルタントのゴールは課題を解決し現状を良くすることです。
この記事では、それぞれの業務内容プロセスを理解して、営業からコンサルタントへの転職と収入アップの道筋を解説します。あなたの経験や知識で、皆さんを助ける仕事をしてみませんか?
こんなあなたにおすすめな記事
- 営業職からコンサルタントに転職してみたい。
- 高い年収を目指したい。
- 営業とコンサルタントの違いを知りたい。
Table of Contents
コンサルタントと営業の違い
コンサルタントと営業の違いをくわしく見ていきましょう!
年収はどちらが高い?
コンサルタントと営業、年収が高いのはどちらだと思いますか?
まずはこちらの一覧を見てください。
コンサルタント関連は一般的に営業職よりも年収が高い傾向にありそうです。コンサルタントを目指す理由には、高年収も大きな要因といえるでしょう。
コンサルタント
お客様の課題は、100社あれば、100通りあります。
その課題を明確にすることから始まります。
お客様にヒアリングをしながら、課題を発見します。
そして課題を解決するための方法を提案し、改善案を実施していきます。
課題解決の方法を、多角的に提案することが大切です。
さらに、その課題が解決するまで、お客様に寄り添いながら改善に努めます。
営業
一方営業は、自社製品やサービスをお客様に購入していただくことがゴールになります。
購入していただくためには、お客様が抱える課題に自社の製品やサービスで解決できるのかを提案していくことが求められます。
お客様には自社の製品やサービスの良さを理解した上で、納得していただくことが大切です。
「コンサルティング営業」も比較対象にされる場合は、詳しく解説したこちらの記事もご覧ください。
営業からコンサルタントになるには
営業からコンサルタントへ転身するにはどうしたらいいのでしょう。
①コンサルタントの本質を理解
冒頭にもある通り、コンサルタントとは、顧客の課題を解決し、今よりも良い環境を提供することです。
ここで大切になるのは、顧客に対するヒアリングです。
抽象的なニーズから、具体的な悩みを浮き彫りにし、今すべきことを明確に提示することが必要です。
③コミュニケーション能力を活かす
- 雑談する力
- 質問する力
- 礼儀作法
コンサルタントは人と企業と向き合う仕事です。
相手に問題を気付かせること。
相手に関心を持つこと。
不快にさせない対応等。
これらのコミュニケーション能力は、営業で何度もお客様先に足を運んできたあなたなら、他の人よりも高いレベルにあるのではないでしょうか?
そして、好かれる人になるためには、コミュニケーション能力も大きな要因となっていることも忘れてはいけません。
②営業で身に付く専門性を活かす
私に専門性なんてありません・・・。
諦めることはありません。あなたの当たり前は、他の人の当たり前ではありません。
専門性という言葉にプレッシャーを感じる方も少なくありません。
営業における専門性とは一体なんでしょうか?ここで、今一度あなたの営業成績を振り返ってみて下さい。
- 契約を取った案件
- 商品が売れた時
- 持続的に営業成績が上がった時
大切なことは、成果に繋がった営業戦略です。
あなたはどのようにして契約、販売してきたのか?
どのようにして営業成績を伸ばしてきたのか?
PDCAの例
- 仮説を立てる
- 適切なターゲティング
- 現地でのヒアリング
- 商品・サービス説明・販売
- なぜ売れなかったのかの検証・改善
この論理的な営業戦略こそが、営業特有の専門性であり、コンサルタントにおいて大切な考え方です。
転職前に考えるべき注意点
転職前に注意するべきポイントは以下の4つです。一つずつ解説していきますね。
注意点①:自分の知識や経験に自信を持つ
営業活動で、たくさんのお客様と接してきた経験と実績は、あなたにとって大きなスキルとなっています。
自分に対して自信を持つことは、お客様に対して時に信頼を勝ち取る大きな武器となります。
NG例
この設備を導入すれば、収益が上がるかもしれません。もしよかったらどうですか?
このようなアドバイスでは、なんとなく不安になりませんか?
OK例
現状を打破するには、この設備投資が必要不可欠です。費用対効果はこれだけの見込みがデータとしてあります。是非導入し、必ず業績を上げましょう!
なんとなく、後者の方が頼りがいがありそうですよね。
その自信に溢れた姿には、次の障壁もきっと乗り越えてくれる、という信頼感になります。
注意点②:物事を論理的に考える力
営業においては、時には気合と根性、勢いで乗り越えてきたこともあるでしょう。
コンサルタントでは、これは通用しません。なぜなら、お客様の成果が、お客様満足に直結するからです。
物事を論理的に考え、逆算からプロセスを考えていく力が必要です。
営業経験があるから、誰でもコンサルタントに向いているわけでは無いことは理解しなければなりません。
注意点③:自分優先ではなく、お客様優先
営業では成績が全てだったという方も多いでしょう。数字を追いかけ、結果を追い求めることが営業の面白みでもあります。
しかし、コンサルタントの世界では自分では無く、お客様の意思が最優先になります。
お客様の今を改善し、明日を良くすることが使命です。お客様に興味を持ち、相手の立場となって考える姿勢が大切です。
注意点④:ワークバランスを重視しない
例えば、8時間労働に対して、8時間の対価を必ず欲しいと考えている方には不向きです。
- 専門性
- 信用
- 人脈
この3つの要素は、コンサルタントとして働く上では、非常に重要です。しかし、これらの積み上げは、時として直接的な収益を、生まない場合もあります。
特にコンサルタントとして、独立を考えている課題であれば、時間の切り売りの概念は捨てなければならない状況が増えることを覚悟しておきましょう。
人的資本を高めることに注力する必要があります。
まとめ
コンサルタントと営業では、お客様の課題を解決するという根本に変わりはありませんが、ゴールが違います。
営業経験者のあなたは、その経験を活かし、十分にコンサルタントを目指すことが可能です。しかし、その分野に対して困っている人がどれくらい存在するのか?事前調査も大切なのです。
そして、コンサルタントとして転職する前の注意点として以下4つを挙げました。
- 知識や経験に自信を持つ
- 論理的に考えること
- お客様を優先に考える
- ワークバランスを重視しない
あなたの知識を必要とする人は、この世の中には必ず存在します。営業からコンサルタントへ、新しいチャレンジを応援しています!