開業届を税務署に提出すれば、名実ともに晴れて個人事業主です。しかし、開業時はバタバタして手続きの労力も馬鹿になりません。
そのような忙しい方に向けて、この記事では「税務署窓口での提出」に焦点を当て、スムーズに手続きを終えられるよう解説していきます。
- 職員と相談したい
- 万が一の不備をその場で修正したい
などを重視する場合、郵送やe-Taxよりも窓口での提出に分があります。
あたふたすることなく開業届を提出し、気分良くスタートを切りましょう!
Table of Contents
【詳細】開業届を税務署窓口で提出する方法
開業届は、事業の開始を税務署に伝えるための届け出。
そして開業届の控えは個人事業主としての社会的証明です。補助金申請や融資の際など、様々な場面で必要になります。
そのような開業届を、今から税務署に提出しに行きましょう!
郵送・e-Taxで提出したい方へ
開業届を郵送またはインターネット(e-Tax)で提出したい方は、こちらの記事をご覧ください。
提出先の税務署は?
今まで様々な業務に取り組んできましたが、税務署はちょっと馴染みがないです…。
税務署での手続きの経験は少ない方が多いでしょう。わかりやすくご案内しましょう。
まず、提出先となる税務署は「納税地を管轄する税務署」です。
聞き慣れないかと思いますが、基本的には生活の本拠を置いている住所の管轄税務署が該当します。
こちら「税務署の所在地などを知りたい方|国税庁HP」でご住所を入力いただけば、すぐにわかります。
個人事業主になれば、税務署とは確定申告など様々関わっていくことになりますよ。
生活の本拠を置いている場所が単純ではない方や、事業所の住所で納税したい方は、こちら(納税地|国税庁HP)を参考にしてください。
税務署についたあとの流れ
申し訳ないですけど、税務署ってなんだか堅くて面倒なイメージがあります。
しかし実際はそんな事はありません。税務署に着きましたら、難しいことは考えずに一般来庁者向け総合案内に向かいましょう。
開業届を書いていかない場合
開業届を持参しなくても、窓口で開業届を受け取り記入し、提出できます。
- タッチパネルが準備してあるので、番号カードを取ります。
- 番号が呼ばれたら窓口に向かい、開業届を受け取ります。
- 近くにある記載スペースで、開業届を作成します。
- 窓口で職員に最終チェックしてもらいます。不備があってもその場で修正可能です。
記入済みの開業届を持参する場合
事前に開業届に記入していくに越したことはありません。窓口で最終チェックしてもらうだけで済みます。
- タッチパネルが準備してあるので、番号カードを取ります。
- 番号が呼ばれたら窓口に向かい、最終チェックしてもらって提出完了です!不備があってもその場で修正可能です。
必要書類を忘れずに
開業届の手続きは、開業届さえ出せばいいわけではありません。
スムーズに手続きを終えるためにも、必要書類をチェックしておきましょう!
こちらの記事では「どなたでも必ず必要になるもの」と「人によっては必要になるもの」をわかりやすく解説しています。ぜひご活用ください。
開業届の提出に必要なもの5つ【書類の書き方・出し方など参考記事付き】
開業届を入手しよう
税務署窓口で開業届をもらえますので、何も持たずに窓口に向かっても差し支えありません。
しかし準備万端、書類を自分なりに完成させてから税務署に向かいたい方は、こちら(開業届出手続|国税庁HP)で開業届をダウンロードしてください。
以下は開業届の様式です。
ダウンロードの際は、控えも忘れずに。PDFはメインと控えの2ページがありますよ。
開業届の書き方
ご自身で開業届を書き上げてから税務署に向かいたい方は、こちらの記事をご参考になさってください。
かなり詳しく解説しています。
開業届の書き方【書類の項目ごとにわかりやすく解説】提出方法の参考記事付き
まとめ
この記事では、開業届を税務署窓口で提出する方法を、具体的に解説してきました。
ポイント
- 「職員と相談したい」「不備をその場で修正して一度で届出を済ませたい」場合、税務署窓口での開業届提出がおすすめ。
- 提出先の税務署は、生活の本拠を置いている住所の管轄税務署(例外あり)
郵送・e-Taxでの提出方法については詳しい記事をご案内してきましたので、そちらの記事もご覧ください。
また、これからコンサルタントとして開業される方におきましては、以下の記事もご活用ください。
弊社代表今泉が積み上げてきた、コンサルタントとして個人で成功するためのノウハウ、お役立ていただけましたら幸いです。