WEBベンチャーを起業しようとしている皆様!!
事業計画はもう立てましたか?
金融機関から融資を受けるために事業計画書を作らなければならないのですが、どうやって作ればいいか分かりません...。
そんな美鈴さんに事業計画を考える時のコツや注意点を紹介します。
ということで、WEBベンチャーを経営しているまたはこれから開業しようとしている方で事業計画の立て方が分からないという方は参考にしてみてください。
こんな悩みを解決!
- 事業計画は何故必要なの?
- 事業計画はどうやって作るの?
目次
WEBベンチャーが事業計画を作るには
そもそも何故事業計画は必要なんですか?
事業計画は事業を発足・経営する時に重要な役割を担っています。
事業計画が必要となる場面は、以下の通りです。
事業計画が必要な場面
- 金融機関に融資を求める
- 株主に長期的に出資してもらう
- 新規顧客に自社のことを知ってもらう
事業計画に必要な要素【7つ】
事業計画の構成要素は、以下7つです。
事業計画の要素
- コンセプト
- 事業内容
- 競合優位性
- マーケティング戦略
- 経営プラン
- 資金計画
- リスクヘッジ
1.コンセプト
事業を通じて社会への貢献方法や経営の軸となる理念
具体例
すべてのお客様に愛され、お客様と共に成長する
2.事業内容
提供するサービスの概要
具体例
アプリの企画・開発・運用
3.競合優位性
競合他社と比較した時の強み
具体例
AIを活用した監視システムの構築や定期的に実施されるセキュリティ対策の強化
4.マーケティング戦略
顧客の獲得方法
具体例
WEB広告やSNS
5.経営プラン
中長期的に計画している経営方針や事業展開時期
具体例
5年後にグロース市場へ上場する
6.資金計画
資金の調達方法や内訳
具体例
人件費や広告宣伝費など1,000万円を補填するために○×銀行から融資してもらう
7.リスクヘッジ
想定されるリスクと解決方法
具体例
個人情報漏洩を防ぐために定期的にセキュリティ研修を実施する
▼こちらの記事では事業計画書のテンプレートが公開されています。事業計画を立てたい方はテンプレートを使いながら立ててみてください。
事業計画を立てる時のコツ【3つ】
事業計画の立て方が分かったと思うので、ここからは事業計画を立てる時のコツを教えます。
事業計画を立てる時のコツは、以下の通りです。
事業計画のコツ
- 具体的に考える
- ロジックの整合性を確認する
- 統計データを活用する
具体的に考える
事業計画が抽象的だと経営の判断軸がブレてしまったり自社の強みを見つけにくくなります。
自社のことを知らない人でも事業のイメージが湧くように深掘りしながら具体性を持たせましょう。
ロジックの整合性を確認する
ロジックが矛盾していると、事業計画を見直したときに意図が汲み取れなかったり自社のことを上手くアピールできません。
事業計画を立てるときには、フレームワークなどを用いてロジックの整合性を保たせましょう。
統計データを活用する
定性的な考えばかりだと事業計画が主観的になってしまうため、説得力が弱くなってしまいます。
また、金融機関の融資などでも会社の意向だけでなく経営状況がわかるデータに基づいた主張を求められることがあります。
同じ業界の傾向や事業運営に関する統計データを分析した結果を事業計画に組み込むことで、主張したいことが分かりやすく表現されている事業計画を作成しましょう。
事業の見直しにはPDCAサイクル
事業を運営するにあたって事業内容が変わった時には事業計画も見直すべきですよね?
そうですね。
事業の見直しをするときにはPDCAサイクルがおすすめですよ!
PDCAサイクルとは、継続的に業務を改善するためのフレームワークです。
PDCAサイクルは、以下の順番で繰り返し業務を見直します。
- Plan
- 目標を達成するための行動計画を立てる
- Do
- 行動目標に沿って事業を運営する
- Chack
- 事業運営の結果から成功・失敗の要因を分析する
- Action
- 分析結果を下に運営手法を改善する
まとめ
今回は「WEBベンチャーの事業計画」について解説しました。
- 事業計画は金融機関や株主、取引先などに自社をアピールするために使う
- 事業計画は7つの要素で構成されている
- 事業計画は統計データなどを用いて具体的かつロジカルに立てる
- 事業の見直しはPDCAサイクルを用いる
事業運営の軸となる事業計画を定期的に見直しつつ、更なる成長を目指しましょう!
ご愛読いただきありがとうございました。
