ネット販売が当たり前になった時代に、自社サイトを運用する人が増え、プロのコンサルタントに任せたいという需要が多くなりました。
同時に、ネット販売の運用サポートに関連するサービスも増えています。そのためコンサルタントは、ライバルに勝つためにより良いサービスが求められています。
コンサルタントとして、サービスをもっともっと選ばれるようになりたい方は必見です! この記事を読むと、ご自身のサービスのアピールポイントを変更するのに忙しくなるかもしれません。
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選ばれる・選びたくなるネット販売のコンサルタントの共通点
コンサルティングのサービスはとても多くて、どう選んだらいいのかわからないよ。
そうですね。たくさんのサービスが存在するのは事実ですが、選ばれているものには共通した2点がありますよ。その2点についてこれから紹介します。
選ばれているネット販売のコンサルティングサービスの特徴
選ばれているネット販売のコンサルティングサービスに共通する2点を紹介します。
選ばれるサービスの共通点①マルチチャネル展開ができる
昨今のネット販売はシングルチャネルからマルチチャネルの時代に変化しています。
マルチチャネルとは、お客様がサイトに訪れる経路や媒体が複数ある状態のことです。
チャネルの例として、ECサイト、WEB広告、メールマガジンやアプリケーションなど多岐にわたります。企業とお客様が接する機会が増えるため、認知されやすくなり、さらには販売・購入の機会が多くなります。
選ばれるサービスの共通点②課題に根本から向き合う
本来、コンサルティングの役割は、課題を見つけて解決することです。
ここでの課題は根本的なものを指します。つまり表面的なものではなく、他の課題にも応用できることが求められます。点ではなく面での対応が必要ということです。
コンサルタントの方は、専門知識をクライアントの文化や価値観に対して、柔軟な対応方法を考え実行することを一貫したサポートが求められます。
また一度きりではなく、社員がノウハウを理解して繰り返し実行に移せるように成長を促すことをゴールとしてとらえておくと良いでしょう◎
選ばれているコンサルタントがアピールしているポイント
選ばれているネット販売のコンサルタントがアピールするべきことは、ずばり、サポートの体制が整っていることです。
コンサルタントのお仕事は、クライアント企業の課題にどれだけ向き合い、解決できるかが勝負になります。
クライアント企業とコミュニケーションをとり、お互いに信頼し合える関係性であることが大切です。信頼を獲得するためには、信頼のある業務内容、つまりサポート内容が整っていることが最重要といえます。
例えば、クライアント企業が通販運営の経験がない場合は、未経験でも安心できる体制が整っていること、サポート内容をリストアップして可視化すること、返答に対するスピード感の高さが大切になります。
選ばれるコンサルタントの特徴
- マルチチャネルへ応用できる
- 課題に根本から向き合う
- サポート体制が整っている
実績のあるECコンサルタントがやらないこと
選ばれるコンサルタントがやらないことは、誤魔化すことです。
「誤魔化す」とは具体的にどういうことを指すのですか?
例えば、販売価格の見直しや広告枠の見直しです。
選ばれないコンサルタントの特徴①販売価格の見直し
販売価格を見直し、安く売ることによって、これまで手が届かなかった新規顧客の獲得ができます。
しかし、ここで獲得できた新規顧客は値段に惹かれたのであって、サービスに惹かれたのではないのかもしれません。値段にしか魅力がなければ、次は価格競争の強い企業に取られて、リピート購入につながりません。
選ばれないコンサルタントの特徴②広告枠の見直し
広告枠を見直すということは、再度広告の力によって集客することです。
リスティング広告やディスプレイ広告など、使う広告を変え、自社に優位な広告を利用することで、一時は売上があがることでしょう。
しかし、使う広告枠を変えたとしても、広告費に頼って通販サイトを運営していることには変わりありません。
「その広告を活かしてどのようなことにつながるのか」ということをしっかりサポートできないならば、ネット広告枠のみのコンサルティングは一時的な手法にとどまることが多いのです。
長期的に売り上げを伸ばしたい場合は、広告枠を見直すだけでは足りないということですね。
選ばれるコンサルタントは、「長期的に利益を上げるためにはどうしたらよいか」ということをしっかりと考えています。
コンサルタントは、他社の事例やノウハウなどを複数知っていることが多く、情報が豊富にある状態です。
しかし、売上利益や、広告枠やキーワードなど、クライアント企業にしかわからない指標もあります。コンサルタントとして、どのくらい深い関係でクライアント企業と向き合い、同じ数字を追いかけられるかどうかが大切なポイントでしょう。
コンサルタントとして売上をアップさせるためのスタンスについて、下記の記事でも紹介しています。
選ばれるコンサルタントの特徴
- 誤魔化さない
- 長期的に利益を上げる方法を考える
そもそもネット販売コンサルティングの役割
そもそも、ネット販売のコンサルタントとはどのようなことをするのでしょうか。
ネット販売は、インターネットやスマートフォンが普及した2000年以降から急拡大している市場です。
ネット販売のコンサルタントのお仕事は、主に、通販サイトやWEB上で認知・利用・購入が行われるサービスに対して、どのように売り上げを向上させるかといった戦略を考え、実行することです。
クライアント企業のご要望に寄り添ってお互いに認識をそろえながら戦略をつくり、実行していきます。
クライアント企業にとって、競合と差別化を図り、自社の強みを最大限発揮できる戦略を考えることが求められます。
ネット販売コンサルティングを利用することの"メリット"
ネット販売に関するプロに頼むことで、2つのメリットがあります。
メリット①業界に精通したプロにノウハウを教えてもらえる
ネット販売業界の変化は目まぐるしく、1年前の知見がすでに今年は通用しない、などということはざらにあります。そのため、業界の知見を豊富に持っているプロから学びとるほうが早いのです。
逆を言えば、コンサルティングする人は、それなりに、ノウハウや知見、他社事例の多さが求められます。
メリット②時間と人材を効率化できる
「集客」や「売上の向上」など、その道のプロに任せた方が早い場合があります。
特に中小企業には、本当は集客方法や売上に直結する業務を優先に行うべきだとしても、通常の業務に追われて、改革のための時間を確保できない企業が多くあります。
コンサルティングサービスを活用すれば、社内の人材リソースを確保するよりも、短期間で、売上向上を目指すことが可能なのです。
コンサルタントとして、ネット広告で売上を上げた事例を紹介します。
ネット販売コンサルティングを利用することの"デメリット"
一方でデメリットもあります。ここでは2つ紹介します。
デメリット①100%の確率で成功する保証はない
何事にも言えることですが、100%の確率で成功する保証はありません。
コンサルタントが参入したからといって、業務を丸投げにはできません。失敗を未然に防ぐためにも、コンサルタントとお取引先の企業様はコミュニケーションをとり、お互いの認識をそろえながら進めていく必要があります。
デメリット②コンサルティングには別途費用がかかる
別途コンサルフィーが必要になります。費用対効果を考えて依頼する内容やお見積りを相談する必要があります。
クライアント企業がコンサルティングサービスにどのような要望を持っているのかは下記の記事で紹介しています。
自社のコンサルティングサービスの運営を向上させるためには
自社のコンサルティングサービスの運営を向上させるためには、実績のある大きなコンサル会社を真似するところと、自社の強みを生かすところの両方が必要になります。
TTPSをご存知でしょうか?
TTPSとは、「徹底的にパクって進化させる」の略です。
リクルートが行っている学びを最大化させるマネジメント方法と言われており、高い業績を上げている組織のノウハウや事例を「徹底的にパクる」ことが成果を出すという教えです。
実績のあるコンサルティング会社のサービスを真似し、一部を「パクる」ことで、成功をつかみ取ることにつながることもあるのです。
まとめ
この記事では、コンサルティングサービスを運用する方向けに、選ばれる・選ばれないもののポイントを解説いたしました!
今後選ばれていくコンサルティングサービスのポイント
- マルチチャネルの応用ができる
- 課題へ根本の解決をし、売上利益の向上が永続的にできる
- サポート体制が充実である
少数の案件の期待に最大限答えることで、必ず、信頼と実績につながります。評判が広がって、新規のクライアント企業と出会えるとよいですね!
コンサルティングサービスが選ばれていないことをお悩みのあなた、ぜひ目の前のクライアント企業に向き合って売上向上に寄与してあげてくださいね。