コンサルタントの相場って?ざっくりとした金額と契約の種類について解説!

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コンサルタントとして開業しようとする際、悩むのが報酬かと思います。いったい相場としてはどんなものなのか、わからないですよね。

ただ報酬をその場その場で決めるといった曖昧なまま事業を始めてしまうと、収入が不安定になるだけでなく、事業計画が曖昧なものとなってしまいます。

そうなってしまうと融資も受けられないですし、漫然としていては事業も円滑には進まなくなるでしょう。

実は報酬形態が複数に分かれているので、それに合わせて相場も変わってきます。

もちろん個人のスキルや経験によって報酬は変わってきますが、契約の種類と新人からベテランまでの基本的な報酬設定について解説しますね。

コンサルタントの相場は契約方法によって変わる

冒頭でも説明しましたが、契約の種類によって相場が変わります。まずはどういった契約があるか説明していきますね。

下記の4種類があります。

  • 顧問
  • 時間
  • 成果報酬
  • プロジェクト

顧問

長期的に問題に取り組み、経営や売上といったものを継続的に良くしていくためにとられる契約方法です。相談役として会社全体に関わる方式だけでなく、部分的な問題に取り組むために雇われるパターンもあります。

月に数回、企業に赴き会議に出席し、経営陣の相談を受けアドバイスを行います。

必ずしもコンサル側から伺う訳ではなく、企業側から来てもらうパターンもあります。ただ経営状況や企業全体を見た方が問題解決につながると思われるので、こちらから伺うようにしましょう。

また会議以外にも電話やチャット、メールやWeb会議等の対応をするのが主な業務となります。

6ヶ月〜1年契約が基本的なものとなっていて、その都度必要に応じて契約更新していく形となります。

顧問契約を取れると事業としても安定してくるので、まずは顧問契約を取れることを目標とするといいかもしれません。

顧問契約を獲得するためには以下の記事を参考にしてみてくださいね。長期契約だけでなく、安定した経営をするために大切なことが書かれていますよ。

美鈴

次に紹介する時間契約で実績を積み、長期契約を取れることを目指しましょう。

時間

短期間の契約です。1〜数回だけ相談したいといった方が利用される契約方法で、よく利用されるものの一つです。

報酬は時間給ですが、実績や技術力で自ら時間報酬を設定する形です。資格を所有しているとより信頼され、高い料金であっても支払ってもらえる可能性が上がります。

短期間で成果を出してほしいということなので顧問契約とは違い、スピード感が求められます。

また、コンサルタントに長期的に依頼する予算がなくて時間契約としている場合もあります。

そういったことを考えると、必ずしも実績があって契約料を高く設定している人が選ばれるとは限らないと考えられます。ただ安く設定しすぎると信用が得られないという場合もあります。

成果報酬

コンサル後の結果に応じて報酬をもらう契約です。近年滅多に利用されないものとなりましたが、有名な契約の一つです。

コスト削減や営業支援、営業の代行、企業買収や調査、補助金獲得といった場合にこの契約を選ぶ企業は多いです。売上や利益の一部が報酬となる形です。

ただ、場合によってはコンサルによってどういった成果が出たのか数字として見えにくい結果になってしまい、きちんと報酬をもらえなくなってしまうこともあります。

事前にどういった場合に報酬がもらえるのか綿密に相談する必要があります。

プロジェクト

大企業で採用されることが多い契約で、最も多い契約方法の一つです。コンサルタント一人だけで解決出来なさそうな問題に対し、複数の専門家が携わるというものです。

契約期間は携わる内容によります。時間契約と同様の報酬形態となることが多いです。

これまでに述べたような契約をする際、契約書を交わしていく必要があります。

報酬の決め方と相場

契約方法は主に4種類ありますが、報酬の決め方は主に3種類あります。そしてどれも報酬の幅が広く、この場合だったらこの金額と決まっている訳ではありませんので、参考程度にご覧くださいね。

  • 月単位
  • 時間単位
  • 部分的

月単位

主に顧問契約の場合です。毎月報酬を受け取る形となっています。経営、戦略系のコンサルタント業であれば月額20〜100万くらいとされています。

時間単位

主に時間やプロジェクト契約の時に用いられることが多いです。相談方法がメール、チャット、電話、Webもしくは対面かにもよりますが、経営コンサルの場合、60分で大体5,000〜10万ほどとされています。

Web系のコンサルタントの場合、60分1〜10万程となっています。

Web系のコンサルタントで、検索数を上げるためのサイト対策といった場合、文字単価で報酬を受け取る場合もあります。

部分的

成果報酬契約の時に用いられることが多いです。そのためプロジェクト内容や成果によって報酬が変わってきます。プロジェクトで得た利益からコンサルタントの力で得たであろう利益を算出し、受け取るという形となっています。

相場だけ見てもどういう風に報酬を決めていけばいいかわからないです。

菅原
美鈴

そういう場合は下記を参考にしてください。

基本的な報酬の決め方

報酬はどうやって決めればいいのでしょうか?

菅原
美鈴

例えば顧問契約の場合、

報酬 = 時給 × 期間 + 交通費等の経費

という式を用いて算出します。

時給は自身のスキルと経験年数や相場等に合わせて算出します。この時給は時間やプロジェクト契約でも利用することができますね。

最初から高い料金に設定してしまうと誰とも契約できなかったり、何度も利用してもらえなかったりします。継続した案件を確保したり経験を積みたいのであれば、初回相談無料といった形で始めるのも手でしょう。

また結果を出せれば、最初に提案していた金額よりも高い金額で引き受けてもらえることもありますよ。

契約に繋げるためには

契約に繋げるには下記のことを意識しましょう。

ポイント

  • 長い目で経営を見据え、提案する
  • 6W3H1Gを中心に話を聴く
  • コンサル可能なものか
  • 実績をたくさん積む
  • 需要を知る
  • 気軽に相談でき提案できる

長い目で経営を見据え、提案する

経営理念を理解し、実現可能性のある提案をすることが大事です。収支や企業の規模的に難しいものを提案しても実現できないからです。

6W3H1Gを中心に話を聴く

以下のことを中心に話を聴いていくと依頼主がどのようなことを考え目標としているのかわかりやすくなるでしょう。

  • Why:なぜ
  • What:どういったことを
  • Who:誰が
  • Whom:誰に
  • When:いつまでに
  • Where:どんな分野で
  • How:どのように
  • How Much:いくらなのか
  • How Many:どのくらいなのか
  • Goal:最終目標はどういったものか

上記に加え、経営における課題が何で、原因は何と考えているのかといったことも聴くとより良いでしょう。

コンサル可能なものか

時に自身がコンサル可能なものなのか、コンサルが本当に入る必要があるのかは吟味する必要があります。分野が違ったり、コンサルが入る必要のない場合は正直に申告すべきです。信用が重要視される商売だからです。

需要を知る

実績をたくさん積むためにはある程度需要があることをしないと難しいです。新しい分野は競争が少ない分需要が少ないものです。

経営に関することや企業買収、海外展開といった昔から変わらず需要があるものもありますが、近年ではIT機器の導入といったIT分野に関する相談も増えてきています。そういったトレンドを押さえていくことも大事ですよ。

気軽に相談できるような人柄

ネガティブな印象の方にはあまり相談したいとは思いませんよね。

そのため、日頃から相談しやすいような雰囲気作りをすることが大切です。

気軽に相談できるというのは単に話しやすいという意味ではありません。遠慮せず意見が言えることが大事です。企業の考え方を理解し、尊重しながら建設的な議論を交わせるような姿勢も重要です。

また企業側はできるだけ短期間で少人数で問題を解決したいというところが多いかと思われます。

ただ、少人数で短期間取り組むだけでは成果が出ないこともあります。それで成果が出ず、人員を導入したり時間を要すると効率が悪いです。そうなりそうなことがあらかじめ予想できた場合は提案した方がいいでしょう。

まとめ

コンサルタントの相場は契約の仕方によって変わってくるという話でした。また相場は対面なのか、Webといったそれ以外の方式をとるかによっても変わってくるという話でしたね。

ただ基本的な考えは以下の通りです。

報酬 = 時給 × 期間 + 交通費等の経費

時給の部分を自身のスキルや経験、相場に合わせて決めるといいんでしたね。

初回相談無料にして実績を作ったり、6W3H1Gを中心に話を聴き、建設的な意見を交わして提案し、依頼主の最終目標に沿う結果を出すことが新たな契約につながっていくので頑張ってくださいね。

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