コンサルタントで資格って必要なの?種類と勉強科目や難易度について解説!

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コンサルタントとして企業に勤めたり、開業したりしたいと思っている方達にとって資格が必要なのかどうかは気になるところかと思います。

結論として必ずしも必要ではないというのが実情です。コンサル企業に就職する場合、20代であれば有用ですが、30代以上だと資格だけでなく経歴が重視されるからです。また資格を所得しているからといって歓迎はされますが、即採用とはなりません。

ただ、資格はあった方がないよりかは給料面や独立した際、有利です。しかし、どの資格も勉強時間や多額の金銭が必要で、難易度もかなり高いものばかりです。

それなら無理かもしれないと思われるかもしれませんが、必ずしも入社や起業前に取らなくても良いのです。むしろ経験を積んだ方が解きやすい資格ということなので、諦めず挑戦してみてくださいね。

コンサルタントになるのに資格は必要?

冒頭でも書きましたが必ずしも取得しなくてもいいです。どちらかといえば経歴や実績が重視されるからです。就職でも資格によっては歓迎されますが、採用される保証はありません

ただ、資格があった方が信頼性が高まります。また、昇給や事業を行う上では有利に働くことが多いので、とっておいて損はないですよ。

菅原

資格って具体的にどういうものがあるんですか?

コンサルタント業を行う方で取得しているものが多い資格を以下に紹介しますね。

美鈴

資格の種類

資格は主に3つの分野があります。

  • 経営
  • 金融
  • IT
美鈴

具体的な資格に関して以下に説明していきますね。

資格を取得する予定の方もしない予定の方も、長期契約を取るためのポイントを知っておくとより長く企業に勤めることができ、起業後も事業が安定すると思われるので、ぜひご一読くださいね。

経営に関する資格

経営に関する資格は下記の通りです。

  • 中小企業診断士
  • MBA

中小企業診断士

経営コンサルタントとして活躍するには取っておきたい国家資格です。経営、ファイナンス、戦略、M&Aアドバイザー、ビジネス、実行支援、業務系のコンサルタント業において通用します。

中小企業を対象とした資格なので、中小企業が顧客の場合歓迎されます。大手企業が顧客のコンサル会社に就職しようとする場合、そこを聞かれる場合もあります。

ただ合格難易度が高く、平均で3年、長くて10年以上かかると言われるほど難しいです。

会計、経済学、財務、法務、企業経営理論、経営戦略、経営情報システムマーケティングといった科目があり、1科目でも40点未満を取ってしまうと落ちてしまうからです。1次試験、2次試験ともに合格する人は全体の3〜8%ぐらいしかいません。

試験合格後は実務補習を受けるか、登録養成機関などが行っている養成課程を受け、修了すると登録することができます。

総勉強時間1000時間と言われていて、独学での合格は難しいと言われています。その為スクールや通信教育を受講する人もいるようです。

また5年に一回資格更新をしなければならないので、資格を取った後も費用がかかります。

ただそれくらい知識があるとみなされるという意味でもあるのです。

MBA

経営学修士のことであり、経営学の修士課程を修めた人に授与される学位のことです。経営、戦略、総合、財務、再生、外資系の経営的観点が重視される企業では所有していると歓迎されることもあります。

ただ、最近は上流工程だけでなく、現場でも行えるようサポートできるか否かが重視されるようになってきているので、資格を取得しているからといって必ず採用されるというわけではなくなってきました。

そのため現在では昇給したい人や独立したい人が取得することが多いようです。

今回紹介しているものの中で比較的取得しやすい部類にあたりますが、その分学費がかさみます。修了までにかかる学費は大学によってさまざまですが、100〜2,000万まで開きがあります。

場所によっては教育訓練給付金で通常よりも低額で受講できるところもあります。3年以上雇用保険に加入していたことがあり、2年で修了可能で、その他ハローワークと大学が定める条件を満たした場合、通常より安く受講することも可能な制度のことです。

他にも奨学金など色々用意されているところもあるようです。

奨学金などの制度でもお金がかかるのがMBAですが、企業によっては資格取得支援制度を設けているところもあります。推薦や選抜を勝ち抜かなければなりませんが、会社負担で資格取得できるかもしれないので、ぜひ調べて挑戦してみてくださいね。

大学によって以下の3つのタイプがあるので、専攻したいタイプの学びを提供してくれる大学かどうかも確認しておきましょう。

大学のタイプ

・ゼネラリスト
・アカデミック
・ハイブリッド

ゼネラリスト

経営に関することを満遍なく学ぶことができる為、ゼネラリスト型と呼ばれています。基礎的な知識を学ぶだけではなく、事例を用いて議論する講義が多いのも特徴の一つです。どういったケースが多いのか知りたい方におすすめですね。

アカデミック

経営学の中でも的を絞って研究をしたい、データ分析をしたいといった人が学ぶのがアカデミック型と呼ばれる大学です。研究系なのでシンクタンク系のように分析や調査中心で学習したいと考えている方におすすめでしょう。

ハイブリッド

ハイブリッド型は上記二つとも学ぶことができる大学のことを指します。

事例検討と経営研究の両方ができるので、どちらも学びたい方やどっちがいいか悩む方におすすめかもしれないですね。

金融に関する資格

金融に関する資格は以下の3つです。

  • 公認会計士
  • 税理士
  • ファイナンシャルプランナー

公認会計士

取得していると入社してすぐ案件に携わることができるようになる有利な資格です。国家試験で、合格率は10%前後と厳しいです。

会計、税務、監査、財務、企業法、企業経営といった勉強をする必要があるのですが、2年程勉強しないと受からないほど難易度が高いと言われています

財務諸表の分析といったものを行い、企業を支えていくのが業務で、そういった業務をしながら、コンサルタント業を依頼されることもあります。

税理士

納税相談や税務手続きや節税に関することについて承るのが主な業務で、税に関することで経営コンサルとして依頼されることもあります。

国家資格で、受験資格として学生時代に法学や経済学を履修する必要があるといった条件があります。弁護士や公認会計士の資格がある場合、試験を受けずとも資格取得可能ですよ。

会計と税法それぞれ科目があり、各5科目合格すると取得可能なのですが、知識と計算スピードが必要です。

ファイナンシャルプランナー

金融に関するプランナーということで、この資格があると金融知識があると証明できます。

最低でも2級があるといいです。筆記と実技があり合格率は20〜60%とひらきがありますが、今回紹介している資格の中で取りやすい方でしょう。ただ、受験資格があるので、3級を取るなどして受験資格に該当するようにしましょう。

またFP1級は国家資格なので最終的にFP1級も視野に入れておくといいでしょう。1級の合格率は7〜18%で中小企業診断士よりは高いです。筆記試験の方が難易度高いので、1級を受ける際は筆記試験対策に重点を置いた方がいいかと思われます。

ITに関する資格

近年急増してきている案件であり、需要が高まってきているので取っておいて損はありません。

また以下の資格はITだけでなく経営や会計コンサルも行えることの証明になります。

ただ次に挙げるものはどれもIT関連の中で難関・最難関と呼ばれているものなので、ITにはじめて触れる方はITパスポート試験や基本情報技術者試験から勉強していく方が無難かもしれませんね。

  • ITストラテジスト
  • プロジェクトマネージャー
  • ITサービスマネージャ

ITストラテジスト

ITコンサルタントをしていくのであれば、取っておいた方がいいと言われる資格のうちの一つです。合格率は15%前後で、数あるIT資格の中で最難関と呼ばれるうちの一つです。

取得すると中小企業診断士の一次試験の一部科目が免除されます。

受験資格はありませんが、実務経験を通して問題に答えなければなりません。また知識だけでなく、小論文の問題が最高判定のAを取らなければ合格できないので、読解力と文章力が必要となります。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーを必要とするIT系コンサル企業といった会社に就職する際、歓迎されることもあります。プロジェクトマネージャー試験は実は色々な種類があり、どれを取っても同じ資格を取ったとみなされると考えていいでしょう。

日本で最も知名度が高い試験の場合、合格率が15%くらいとなっております。こちらも受験資格は必要ないのですが実務経験がないと解けないと言われていますね。

MBA同様、資格取得支援も会社によってはあります。

ITサービスマネージャ

国家資格なのですが、合格率は12〜14%と低水準です。ITストラテジストと並行して受験する方も多く、こちらも実務経験がないと問題を解くのは難しいでしょう。

菅原

本当に難しそうな資格ばかりですね...

資格取得できる前提で計画を立てるのは危険です。資格より実績を重視される業界なので気長にやっていった方がいいかと思われます。

美鈴

まとめ

資格が必要とは限りませんが、あると昇給や起業の際に有利になるということでした。

以下に再掲します。

  • 中小企業診断士
  • MBA
  • 公認会計士
  • 税理士
  • ファイナンシャルプランナー
  • ITストラテジスト
  • プロジェクトマネージャー
  • ITサービスマネージャ

どれも難易度が高かったり、学費や勉強代が高かったりするものばかりでした。

そのため、資格が取得できないかもしれないということを念頭に置くことが大事です。中小企業診断士のように何年もかかってようやく取得できるというものもあるので、ゆっくり時間をかけてみてくださいね。

実績や経歴が重視される業界ですので、資格は取れたらラッキーという気持ちで経歴や実績が充実するよう、励んでみてくださいね。

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