中小企業診断士と聞いて、稼げない資格と聞いたことはありませんか?中小企業診断士が稼げないと言われる理由は、他の士業と違い独占業務がないからです。
独占業務がないということは、自ら得意分野をつくり、組み合わせて開拓していく必要があります。
この記事では、「中小企業診断士が本当に役に立たない資格なのか」「中小企業診断士は稼げない資格なのか」について解説します。
中小企業診断士の資格取得を考えている方は、参考になさってください。
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中小企業診断士が稼げないといわれる理由
それでは、「中小企業診断士は稼げないのか?」について書いていきます。
まずは、中小企業診断士とはどういった資格なのかについて、簡単におさらいしてみましょう。
<ここに1,2文程度の文章挿入をお願いします>
中小企業診断士とは
中小企業診断士は、日本版MBAといわれる難関資格です。
試験内容は、経営戦略、財務、会計、生産管理、経営法務など多岐に渡り、経営コンサルタント唯一の国家資格になります。
1次試験の合格率は30~40%、2次試験の合格率は20%ほどで、トータルで合格率は6%ほどの難関資格です。
では、なぜ難関資格の中小企業診断士が稼げないといわれるのでしょうか
中小企業診断士が稼げないといわれる理由
中小企業診断士は資格をとっただけでは稼げません。
理由は独占業務がないからです。
独占業務とは、その資格を持つものだけが独占的に行える業務のことです。
具体的には、
- 弁護士:顧客のための法律行為
- 弁理士:顧客のための特許出願
- 税理士:顧客のための税務行為
これらはすべて有資格者しか行えません。必然的に仕事に対する競争率は低くなります。
一方、中小企業診断士は、経営コンサルタント唯一の国家資格ですが、経営コンサルタントはノーライセンスであり誰でも名乗れます。
中小企業診断士で稼ぐ方法
では、どうすれば中小企業診断士で稼げるようになるのでしょうか。勤務診断士と独立した診断士について考えていきます。
勤務診断士の場合
勤務診断士の場合は、自社の経営に役立ちます。昇格、昇給につながりやすく、上司から良い評価を受けられます。
また、会社によっては、資格手当を支給しているところも多く、資格の無い人より稼げます。転職の場合も有利になります。
「中小企業診断士を求む」のような直接的な求人は少数ですが、転職市場において、評価されることは間違いありません。
中小企業診断士は難関資格です。合格するのに1年以上の学習期間が必要と言われています。「長期的な目標を計画的に継続する力がある」ことの証明にもなります。
独立開業の場合
中小企業診断士の資格をとって稼ぐために独立開業するという方法もあります。
しかし、中小企業診断士には独占業務がないため、いきなり顧客を獲得するのは困難です。
リスクを回避するためにも、ある程度、勤務診断士として経験を積むか副業として取り組むことをおすすめします。
副業について
中小企業診断士の稼げる副業はどんなものがありますか?
中小企業診断士の受験指導関係の仕事が挙げられます。講師や試験問題の添削、テキスト、問題集の製作などが挙げられます。人によっては、出身の学校から声がかかることもあります。
コンサルタントの仕事も副業の選択肢に入ります。一般的にコンサルの仕事は平日対応が多いですが、手始めに補助金申請や事業計画書作成のサポートなどは土日の作業で対応できるでしょう。
最近はリモートワークも浸透してきましたので、ますます需要は高まるでしょう。
また、クラウドワークスでの記事執筆の仕事もあります。専門的なライティングができるライターとして一般のライターよりも重宝されます。
ブランディングについて
独占業務がない以上、稼ぐためには、自分のブランディングが必要です。そのためには得意分野を作ることです。
営業経験が長いなら、営業知識+診断士で営業支援ができます。人事、労務経験が長いのなら、人材知識+診断士で人材支援ができると思います。
ブランディングの一環として、ダブルライセンスを取得する人も増えています。
社労士+診断士・・・経営コンサルする際に人事労務の助言も併せできます。
宅建士+診断士・・・不動産関係を経営コンサルする際に宅建の専門知識を生かせます。
▼ パーソナルブランディングにも興味のある方はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
中小企業診断士は稼げないということはありません。ただし、他の士業と異なり自分の強みや得意な領域を作ることが必要です。
稼げるかどうかはキャリア次第です。あなたのキャリアプランに必要とされる知識を吸収し、経験や資格を活かしてこそ稼げるようになります。