コンサルタントとして独立するための事業計画書の作り方【初めてでも迷わない】

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「コンサルタントとして独立したい、でも事業計画書の書き方がわからない」

今回の記事では、このような疑問についてお答えしていきます。

項目が多く、決まったフォーマットもない為初めて作る場合1人で悩んでいると壮大な時間を取られてしまいます。

ここでは、はじめて作る方に向けてどんな項目をどんな順番で書いていけばいいのかわかるように書いています。

また、作成上の注意点などもまとめていますので、ぜひご一読ください。

1.事業計画書について

起業の際には、事業アイデア・ビジネスモデルを描いた事業計画書が必要になります。

起業の際のシミュレーションをしたり事業を進める手順書のようなものになります。

また、他人に事業の概要や魅力を伝えて協力を得ることもできるようになります。実際に銀行融資や投資家から資金調達をする際には必ず必要になります。

その事業内容の出来によって融資や出資が受けられるかが決まるのです。必要な融資の幅が必要かもわかります。

また、中小企業庁によると経営計画の作成経験者は未経験者と比較して14%売上が増加傾向というデータがあります。

今泉武史

それでは、どんな項目が必要でどのような順番で作成していくのか覚えていきましょう。

2.チェックリストを作る

事業計画書には以下のものが必要になります。

  1. 創業者のプロフィール
  2. 事業名
  3. 市場の内容
  4. 市場の状況
  5. 事業運営プラン
  6. 資金調達の計画

一つずつ詳しく解説をしていきます。

1.創業者のプロフィール

なぜこの人物が事業を成功させるのか、というのをアピールする部分です。

経歴や資格が事業内容に関連する部分はそれも書いておくといいでしょう。

それによってこの人物なら成功できるという根拠ができるからです。

2.事業名

事業名称を決めます。簡潔にわかりやすいものがいいでしょう。

3.市場の内容

どんな市場とターゲットに対してどんなサービスをするのか、どんな魅力や特徴があるのかを説明します。

金融機関側はそのサービスのプロではないので簡潔にわかりやすく書くと良いでしょう。

特にコンサルタントという仕事は特殊なので以下も参照し事業内容をしっかりと言語化しておきます。

3.市場の状況

市場のニーズ、ユーザーのアンケート結果や競合情報など記載します。

データなどの数字が含まれる資料は表やグラフ形式で書くとわかりやすくなります。

世間に対してサービスを認知させるルートや手段、予算や人員の数字を現実的なプランで記載しましょう。

4.事業運営プラン

売上をどうやって上げていくか、発生するコストはいくらかの計画を書きます。

各商品・サービス単位で細かく細分化して書いた方が良いです。

どこを伸ばしていくのが効率的か、判断できる材料になります。

5.資金調達の計画

資金調達にあたる計画を立てます。利益が出ていても、現金が足りているのかがわかりません。

融資担当者は返済ができる自己資金があるかをみています。

資金計画を立てた上で、返済可能な資金を記載する必要があります。

3.作成する順番

事業計画書に必要な内容は上記の通りですが流れとしては以下のように書いていきます。

まずはなぜ事業を始めるのかというところから始めます。

次に成功する具体的根拠や、戦略を作っていきます。

6W2Hで組み立てるのが基本となっています。

6つのwと2つのhが構成されます。

これらの考えを進める上で、基本的には上から下の順番で向かって書いていきます。

why ーなぜこの事業をやるのか

whatー商品やサービスの具体的な内容は

whereー想定する市場や

whomー想定する顧客は

how toーどんなノウハウや差別化をするのか

whenーどのタイミングで行うのか

whoー誰がやるのか

how muchー資金や売上高や利益の目標は

基本的にはwhat?からwhereへと進んでいき先に市場とターゲットを決めてサービスを考案するということもできます。

ただし、「what?」と「where?whom?」を往復していけばどちらからでも大丈夫です。

なぜ、自分はそれをやるのか。なぜ、市場はそれをやるのか。重要なのは根拠だからです。

4.作成する上での注意点

融資を受けるために事業計画書を作成する際は注意点があります。

これらを注意して作成するだけでも融資の審査には有利になるでしょう。

誇張表現は避ける

書いた計画書が計画通りにならないことはあります。

そのため、予測や試算できる売上などの数値は少なく見積もっておくことで現実味を増します。

根拠のない数字は使わない。

数字は必ず裏付けとなる根拠をセットで提出します。売上高や集客数などなぜこの数字になるのか市場状況などのデータや情報をしっかり集めておきましょう。

融資担当者などはその事業の専門家ではありません。専門的な用語を並べてしまうと意味が通じなかったり共感されない場合があります。

文章だけで理解が難しい場合は図やグラフなどを利用しましょう。特に数字面は図にまとめておくと見やすくなります。

ユーザー視点を持つ

経営視点だけではなくサービスを利用するユーザーにとってどういったメリットがあるのかユーザー視点を持つことも重要です。

5.作成に困ったときは専門家に

ここまで事業計画書に必要な内容・作成の流れ・注意点などをまとめてきました。

とはいえ初めて作る場合、テンプレートもないので何が正解かわからず、作成が難しいと感じる事があるかもしれません。

なので最初は必要な項目を押さえつつ他社が提供している記入例を参考にすると良いでしょう。

それでも難しいと感じる場合は、税理士や行政書士などの専門家に相談することもできます。

金融機関の審査通過などに有利なポイントや書き方のアドバイスをしてくれます。

6.まとめ

事業計画書の内容は成功するための根拠と分かりやすさを重視して作成することが必要です。 

独立するための事業計画書の作り方

  • 成功するための根拠とわかりやすさを重視する
  • 市場の状況や競合との差別化ができて、成功するイメージがつけられるような根拠をつけていく
  • 想定されているリスクに関してはできるかぎり洗い出し、事前に対応策を記載しておく。
  • 誰が見てもわかりやすい文書で提出する必要がある為、専門用語などはできる限り控えておく。

以上の点に注意して作成することが重要です。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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