ビジネスに定着してきたZoomでのセミナー開催ですが、デメリットはどんなものがあるのでしょうか。
zoomはプライベートからビジネスまで幅広く活用されているWeb会議ツールです。リアルタイムで会話ができ、相手の表情や手ぶりも確認できるので会話相手の感情なども読み取りやすく、在宅勤務が増えたここ数年で爆発的に普及しました。
中でもセミナーを開催する場合には、zoomの機能である「ウェビナー」を使用する企業がほとんどです。今ではたくさんの企業が「ウェビナー」でオンラインセミナーを開催しています。
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zoomのセミナー開催にデメリットはある?
結論から言うと、デメリットはあります。多くは通信状況だからこそのデメリットですね。
通信状況は視聴者側の環境もあるのでどうにもできない部分はありますが、問題は離脱率の高さです。
主催者側がもっとも気をつけなければならない部分です。
それさえ気をつければ、通常のセミナー開催と比較しても余りあるほどのメリットが享受できます。
ウェビナーを使用するデメリット5つ
- つまらない、無益と感じたらすぐ離脱されてしまう
- 通信状況が安定しないと情報に集中できない
- 参加者の表情など反応が見えないので参加者の欲しい情報とズレが生じる
- 参加者が質問しにくい
- 参加するためにPCやインターネット回線の準備が必要
つまらないと感じたらすぐ離脱されてしまう
参加のハードルが低い分、離脱のハードルも下がってしまいます。参加者にとって有益な情報を提供するセミナーでないとすぐに離脱されてしまうので注意が必要です。
通信状況が安定しないと情報に集中できない
通信状況が不安定だと登壇者が何をしゃべっているのかわからず、参加者はセミナーの内容に集中できません。
参加者の表情など反応が見えない
参加者はカメラ・マイクオフで参加することが多く、登壇者からは参加者がどんな表情で聞いているのかがわかりません。参加者の反応がないので、離脱につながったりつまらない講義と認定されてしまうかもしれません。
参加者が質問しにくい
参加者がマイクオフのため、質問がすぐできません。ただ、そのデメリットを少しでも解消するためにQ&Aという機能があります。
ウェビナー中に質問と回答ができる機能です。このような便利な機能は積極的に使用し、デメリットを減らしていきましょう。
参加するためにPCやインターネット回線の準備が必要
普段からPCの扱いに慣れている人ならzoomは簡単に使用できますが、使用にPCなどの機器の取得や、インターネット回線が必要です。
そのハードルが高い人には参加してもらいにくいでしょう。
ウェビナーを使用するメリット5つ
- 録画ができるため、参加者が復習しやすい
- 会場費などのコスト削減ができる
- どこからでも接続可能
- 参加者が気軽に参加できる
- 参加者が視聴専用モードで参加するため、進行を妨げられにくい
録画ができるため、参加者が復習しやすい
当日参加できなかった人に配信したり、復習したいなどの理由で改めて動画を見たいときにもウェビナーは有益です。
ウェビナーで開催したセミナーは録画できるため、そのURLを配信することで参加者が手軽に復習できるので、セミナーの内容を定着させやすくなります。
会場費などのコスト削減ができる
全員対面参加ではないので大きな会場をレンタルする必要がありません。会場を使用していれば、場合によってはお茶の用意やその他もろもろの費用が必要です。
どこからでも接続可能
日本全国どこにいても、家の近くのカフェにいても、仕事の昼休み中でもどんな状況でもインターネット環境さえあれば参加できるのがウェビナーのメリットです。
参加者が気軽に参加できる
参加場所まで移動する必要がないため、参加者にとって参加のハードルが格段に下がります。
参加者がマイクオフで進行を妨げられにくい
参加者がマイクを使用しないので、誤って参加者の音が入ってしまい登壇者の声がきこえないといったトラブルがありません。
音が入ってしまうとそれだけで進行が妨げられてしまうため、これは大きなメリットですね。録画する予定であればなおさらです。
ウェビナーとは?
zoomでのセミナー開催では「ウェビナー」を使用するのがよいでしょう。
通常のzoomでは数人でのミーティングや出席者とのディスカッションを期待する場面に適しています。対してウェビナーでは数十人以上に向かって講演者数人が話をするのに適しています。
ウェビナーでは、ホスト側がマイクの権限を付与しない限り、参加者はカメラ、マイクオフで参加します。参加者マイクがオフになっていれば、誤ってセミナーの音声に邪魔が入ることもないため、安心して進行できます。
確かに、ウェビナーを使用した方がいろいろとよさそうですね!
機能 | zoom ウェビナー | zoomミーティング |
画面共有 | できる | できる |
映像の表示 | 登壇者 | 参加者全員(カメラオフも可能) |
参加者の定員 | 500人~5万人(プランによって増減) | 100人~1000人(プランによって増減) |
チャット | できる | できる |
Q&A | できる | できない |
投票 | できる | できる |
ブレイクアウトルーム | できない | できる |
ホワイトボード | できる | できる |
まさに「Web」と「Seminar」を掛け合わせた名前の通り、セミナーにピッタリなのが「ウェビナー」というわけです。また、配信方法にはリアルタイム配信と録画配信があり、その時々で用途に合わせて使用されています。
zoomウェビナーの料金はいくら?
Zoomの料金についてですが、最大100名までのミーティングが使用できるプランは無料で使用できます。
しかし、ウェビナーを使用するのであれば有料プランへの加入が不可欠です。
ウェビナー機能は有料
ウェビナー機能はzoom有料プランのアドオンです。有料プランのアカウントを作成し、そこにウェビナーの機能を追加(有料)しなければ使用できません。
2022年12月7日現在のZoomのアカウントの年間価格です。
プラン名 | 価格 |
基本 | 無料 |
PRO | 20,100 |
ビジネス | 26,900 |
ビジネスプラス | 31,250 |
ウェビナーライセンス | 92,800 |
ウェビナーを使用するなら、zoomの有料プランに加入しウェビナーのライセンスを購入しましょう。
価格に関するzoomの公式ページはこちらで詳しく説明されています。
セミナー開催には仕組み化された集客が必須
セミナーを開催するにあたってzoomの有料プランに申し込んだのに、集客が少ないとなんだかもったいないような気分になってしまいますね。
以前、Web集客で大事なことを記事にしていますのでこちらもよければ読んでみてください。コーチだけでなく、他のコンサル業にも読み替えられる内容です。
こちらの記事を読んで、Web集客に本気で取り組みたいけど具体的にどうすればよいかわからないという方は、ぜひ弊社のサービスをご利用ください。集客のための仕組みづくりや実際のツールづくりも行っております。
まとめ
zoomでセミナー開催するメリット・デメリットを紹介しました。デメリットはありますが、メリットもそれ以上にある印象です。
ポイント
- デメリットはあるがメリットも多い
- セミナー開催では有料のウェビナーを使おう
- 離脱されないように工夫が必要
最初のうちはとにかくやってみて、すこしずつ改善していくようなやり方でもよいので行動にうつしてみましょう。何かがつかめるはずです。
この機会にオンラインセミナーを使いこなして顧客獲得に弾みをつけましょう。