- FP集客(ファイナンシャルプランナーの集客)はどうすればいい?
- できるだけお金をかけずにFP集客するには?
FP(ファイナンシャルプランナー)であるファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)は、名称の末尾に「士」のある職業で、士業に含まれるため、FP(AFP・CFP)も士業とされています。
FPと同じ士業である日本最難関資格の弁護士ですら、年収100万円台の人が増え、「食えない職業」と叫ばれる時代。その理由は「集客」「営業」が上手くいっていないからです。
この記事では、FPの事業経営に欠かせない、FP集客におすすめな方法について紹介します。
Table of Contents
FP集客のおすすめ6選【ファイナンシャルプランナー集客】
FP集客をするには、どんな方法がいいですか?
FP集客(ファイナンシャルプランナーの集客)をするには、以下の6つがおすすめです。
FP集客のおすすめ6選【ファイナンシャルプランナー集客】
- ホームページ(HP)
- リスティング広告
- Googleビジネスプロフィール
- SNS(Facebook・Twitter・LINE)
- ダイレクトメール(DM)
- Webセミナー(ウェビナー)
FPとしての技能は確かなものでも、集客を始める前から多数の人脈構築ができていたり、営業をかけて顧客獲得を満足にできているFPは、あまり多くはありません。
そのため、人脈もなく、営業慣れしていない状況からでもできる、上記の集客についてお伝えしていきます。
おすすめFP集客を始める前に
「準備9割・実行1割」と言われているように、FPの仕事が舞い込んできたときに、顧客に段取りの悪さを見せて信頼を損ねてしまわないよう、しっかりと準備することをおすすめします。
以下の記事では、集客を始めてFP事業が忙しくなる前に、忙しくなってもやり抜ける状況を作る「準備」について紹介しております。
準備済みの方も、抜け漏れを防ぐチェックリストとしてご活用ください。
FP集客①|ホームページ
FP(ファイナンシャルプランナー)にホームページは必要なんですか?
FP集客(ファイナンシャルプランナーの集客)ではまず、ホームページ(HP)を持つことをおすすめします。ホームページは、FPとしてのネット上での顔だからです。
人脈があって既に顔見知りの関係というわけでもなければ、まだ会ったことがない見込み顧客は、あなたの顔を見たことがありません。
対面での仕事も多いFPなら、対面することになる見込み顧客の心理的障壁を下げ、安心して顔合わせをしてもらうためにも、ホームページは必要と言えます。
FP集客でもしホームページがないと?
もし、あなたのFP事務所と、同じ地域の競合FP事務所が以下のような状況だとしたら、同じ地域の見込み顧客はどちらを選ぶと思いますか?
あなたのFP事務所 | ネットで検索すれば誰でもすぐに見られる「ホームページが”ない”」 |
競合FP事務所 | ネットで検索すれば誰でもすぐに見られる「ホームページが”ある”」 |
ホームページがある競合FP相手のほうに行ってしまいそうです。
集客をする前・集客で悩んだ時に集客について調べるように、見込み顧客もFPに相談する前に調べる傾向にあるので、見込み顧客に手を差し伸べられる状態にしておきたいですね。
そのためにもホームページがおすすめです。
ホームページの作り方について
ホームページの作り方について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
見込み顧客が信頼する情報源はホームページであること、ホームページの作り方に選択肢があること、できるだけお金をかけない、または無料でホームページを作る方法などについて解説しています。
FP集客②|リスティング広告
リスティング広告って、FP(ファイナンシャルプランナー)にとって何が良いんですか?
FPがリスティング広告を使うと、見込み顧客にFPとして見てもらいたいホームページ(HP)のようなWeb上のメディアを、競合FPよりも優先的に見込み顧客に見てもらえるようになります。
リスティング広告により、競合FPより優先して、あなたを見込み顧客に見てもらえることで、競合FPよりもあなたを、見込み顧客が選びやすくなります。
つまり、リスティング広告によって、リスティング広告を使わない場合よりも、FPとしての実績作りや売上アップを狙えます。
ただし、リスティング「広告」ですから、広告である以上、デメリット・注意点があります。
FP集客におけるリスティング広告のデメリット・注意点
広告というだけで人から避けられそうとか、お金がかかって赤字になるかもしれないとかでしょうか?
リスティング広告は、広告であることが明示されますから、テレビCMが流れた途端にチャンネルを変える人がいるように、広告と認識した瞬間に「このFPのHPは見ない」と判断する見込み顧客も存在します。
また、広告費や広告出稿方法について予算や戦略を立てずに行うと、見込み顧客でない人にリーチしてしまい、
- 見込み顧客でない人に無駄なアクセスをさせて時間や手間をかけさせてしまい、
- 自分は仕事につながらない無駄なアクセスに広告費を割かれ続け、
- 広告代理店だけが儲かり続ける。
といった事態になる恐れがあります。
よって、FPがリスティング広告を使うなら、以下の点に注意が必要です。
FP集客におけるリスティング広告の注意点
- 広告と思われること自体にデメリットがあること
- 広告費がかかること
- 予算や戦略を考えないと、仕事に一切つながらないのに広告費だけ払わされる可能性があること
FP集客でリスティング広告を失敗せず上手く活用するには?
FP集客においてリスティング広告を失敗せずに上手く使っていくには、まずどのリスティング広告を利用するかが大切です。
リスティング広告の初心者なFPであれば、Google広告がおすすめです。
Google広告のメリット(※記事執筆時の情報です)
- 気軽に電話やLINEでの無料の個別サポート
- 個別サポートで広告戦略を学びながらリスティング広告出稿ができる
- 月10万円の予算設定で、FPとしてのリスティング広告の設定を、広告コンサルタントからサポートを受けながら設定できる
- 今なら6万円の利用で6万円分の広告費を無料プレゼント中
FP集客③|Googleビジネスプロフィール
FP(ファイナンシャルプランナー)にとって、Googleビジネスプロフィールを設定するメリットは何ですか?
あなたのFP事務所と同じ地域の人がGoogle検索をすると、あなたのFP事務所の情報が優先的に表示されるようになります。さらに、Web上の地図(Googleマップ)にも目に入りやすいように表示してくれます。
Googleビジネスプロフィールを設定することによって、あなたのFP事務所が認知されやすくなり、見込み顧客がいざFPと相談したいと思ったときに、真っ先に見てもらえたり、思い出してもらえやすくなります。
ホームページ(HP)がある競合FP事務所はあっても、Googleビジネスプロフィールを設定している競合FP事務所はまだ多くないので、無料で設定するだけでも集客に有利になります。
Googleビジネスプロフィールのデメリット・注意点
Googleビジネスプロフィールは広告ではなく、無料で活用できるので、リスティング広告にあったデメリットがありません。
レビュースペースもあるので、口コミ集客をするために、顧客に料金の割引やクーポン配布と引き換えに口コミを書いてもらう方法が思いつきますが、禁止されているので気をつけましょう。
ホームページ(HP)にアクセスしない層も気軽に見られる
FPの見込み顧客の中には、リスティング広告のような広告を見ない人もいれば、ホームページを見ない人もいます。
リスティング広告やホームページを見ない見込み顧客に対しても、事務所情報や事務所の雰囲気の写真を見てもらえる機会になるので、Googleビジネスプロフィールを設定することをおすすめします。
ホームページにアクセスしてサイト内を見ることをしない人でも、ホームページが存在しているかどうかは評価対象に入っている場合があります。
Googleビジネスプロフィールでは、「ウェブサイト」でホームページのURLを設定することが可能です。
そのため、Googleビジネスプロフィールを利用する場合も、ホームページはあったほうが良いでしょう。
FP集客④|SNS(Facebook・Twitter・LINE)
FP(ファイナンシャルプランナー)にとって、ホームページ(HP)とSNS、どっちが集客に良いですか?
Googleのような検索エンジンを使わずに、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)内の検索で情報収集する人が増えています。SNSの場に慣れていたり、リアルタイムの生の声を見やすかったりするからです。
そのため、SNSを利用する層をターゲットにFP集客したいなら、SNSを使わない手はありません。
SNSでFP集客するにしても、ホームページのURLを貼っているだけで、一層あなたについて知ってもらえる機会になったり、「オフィシャルなSNSアカウントなんだな」と感じさせる権威性につながったりもします。
SNSのデメリット
SNSアカウントを持っていない人は、満足にあなたのアカウントを見られないようにSNS側が設計しています。
そのため、SNSアカウントを持っていない見込み顧客にとって、あなたのSNSアカウントは無価値かもしれません。
よって、FP集客おいて、ホームページとSNSのどちらが集客に良いかは、ターゲットにしたい層の属性によって変わります。
FP集客における無料SNSについて
FP集客におけるSNSについて、ここでは、無料SNSである、以下の3つについて解説します。
- Facebook(フェイスブック)
- Twitter(ツイッター)
- LINE(ライン)
上記3つの無料SNSの内、LINEについては、あなたのLINEアカウントに友だち登録した見込み顧客全員に対して、同時にトークメッセージを送る場合は有料となる場合があります。
Facebook(フェイスブック)
無料SNSのひとつのFacebookは、ホームページのように運用することも可能です。つまり、ホームページにもなりながら、SNSとして活用可能となります。
FPのようなビジネスに活用されることを想定したSNSですので、ビジネス用のFacebookアカウントがあり、そのビジネス用アカウントなら、Facebookアカウントを持っていない人でも閲覧可能です。
Facebookアカウントを持っていない見込み顧客にも見てもらえるので、Facebookはビジネス活用をしている人が多い無料SNSです。
Facebook広告
Facebookでは、「Facebook広告」として、Facebook内で広告出稿ができます。
SNSの中でもFacebookは、匿名ではなく実名で活動している人が多く、個人情報を載せている一般ユーザー(非ビジネス目的利用者)も多いです。
その個人情報をマーケティング利用することも想定したSNSですので、ほかのSNS内の広告よりも、見せたい見込み顧客に広告を見てもらいやすく、FP集客に有効に働くことが期待できます。
Twitter(ツイッター)
無料SNSのTwitterは、Facebookと比較すると以下のような違いがあります。
匿名・実名 | 匿名利用者が多い | 実名利用者が多い |
利用者層 | 若年層・個人事業主の利用者が多い | 年齢層高め・経営者層の利用者が多い |
情報拡散 | 情報発信の拡散力が高い | 情報発信の拡散力が低い |
ファン獲得 | 多くのファンを獲得しやすい | Twitterのように万単位のファンは獲得しにくい |
TwitterはFacebookよりもライトに使うユーザーが多く、FPのビジネスの宣伝は避けられる傾向があります。
ただし、FPに関して有用な情報を発信し続ければ、拡散力の高さにより、ファンを獲得しやすいので、FP事務所の認知拡大の面で、TwitterはFP集客で役に立ちます。
よって、TwitterでFPに関する有用な情報発信を続ければ、FPに相談したいTwitter上の見込み顧客に、Twitterのダイレクトメッセージ(DM)やホームページのお問い合わせをしてもらえ、顧客獲得を期待できます。
LINE(ライン)
無料SNSのLINEは、FPの見込み顧客との個別の関係構築において有用です。
FPのホームページがあったとしても、ホームページ内のお問い合わせやメールアドレスよりも、LINEで問い合わせをしたい見込み顧客もいます。
気軽に使えるポップなチャットツールの面があるLINEを使い慣れていて、形式張った「お問い合わせ」や「メール」に苦手意識がある人がいるからです。
また、友だち追加特典(プレゼント)をもらうために、LINE友だち追加をするニーズもあります。
LINE友だち登録をした記憶や、友だち追加特典を貰ったという、貰ってばかりの居心地の悪さからお礼・お返しをしたくなる返報性の原理によっても、見込み顧客からあなたをFPの相談で選んでもらえる期待ができます。
FP集客⑤|ダイレクトメール
ダイレクトメール(DM)は、FP集客(ファイナンシャルプランナーの集客)においておすすめです。
ダイレクトメールは、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の成長によって影響力が弱まっています。
そういった状況ですが、FPのダイレクトメールへ反応する見込み顧客は、SNSよりも成約率が高い傾向にあると言われています。そのため、ダイレクトメールもFP集客に有用です。
ダイレクトメール(DM)活用について
以下の記事で、ダイレクトメール(DM)活用事例を紹介しています。DM活用事例だけでなく、「マーケティングは最新のものでなくては!」という固定観念を壊すためにも、以下の記事をおすすめします。
FP集客⑥|Webセミナー(ウェビナー)
Webセミナー(ウェビナー)って、FP(ファイナンシャルプランナー)にとって、どんなメリットがありますか?
Webセミナーは、FPの見込み顧客にとって、個別相談や面談で対面するよりも低い心理的ハードルで顔合わせができます。
特に無料個別相談では、「売り込みがあるのでは?」という警戒心を抱いてしまう見込み顧客もいます。
そこで、Webセミナーも開催していることを見込み顧客が知れば、無料個別相談よりもリラックスして、あなたのFPに関する情報を、あなたの顔を見ながら受け取ってくれます。
また、「セミナー」ということで、先生のような専門的な人、見込み顧客よりも格上の人だという印象も与えることが可能です。
よって、顔合わせによる信頼関係構築の面や、先生のような権威づけにもなるため、WebセミナーはFP集客において有用です。
Webセミナー(ウェビナー)を開催するには?
以下の記事では、Webセミナー(ウェビナー)において代表的なツールであるzoomをメインとして、Webセミナーについて解説しています。
デメリットを十分把握した上で、Webセミナーによって得られる顧客との信頼関係構築や、先生のような権威づけを狙って、開催を計画するのも良いでしょう。
上の記事を見ていない人で、Webセミナー開催には苦手意識がある方は、以下の記事をご覧ください。
まとめ
FP集客のおすすめ6選【ファイナンシャルプランナー集客】
- ホームページ(HP)
- リスティング広告
- Googleビジネスプロフィール
- SNS(Facebook・Twitter・LINE)
- ダイレクトメール(DM)
- Webセミナー(ウェビナー)
オフィシャルで活動している人ならば、すぐにネットで顔がわかる時代です。
顔合わせをする活動をしているにもかかわらず、事前に自分の情報を公開していないと、見込み顧客になる人から不安や不信感を抱かせてしまいます。
見込み顧客に心理的なハードルを感じさせないよう、Web上の顔であるホームページは用意しておきたいですね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。