コンサルタントとして起業するには?準備するものや営業のかけ方について!

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コンサルタント業を行いたくてコンサル企業に就職したいと思ったことはありませんか?ただ、そういった企業に就職するには高学歴、もしくは即戦力になれるような経歴がないとなかなか難しいかもしれません。

「やっぱり無理かもしれない」と思ったそこのあなた、安心してください。コンサルタントは必ずしも勤務経験が必要なわけではありません。

医者のように資格がないと名乗ってはいけない職種ではないのです。商標登録されていない限りは訴えられないため『恋愛コンサルタント』のように自由に名乗ってもいいのです!

そしてコンサルタントとして起業した方が他の職種で起業するよりお得なこともあります。コンサルトの起業について、少しでも気になった方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

コンサルタントとして起業する為の準備物

菅原

コンサルタントになるには何が必要なんですか?

以下の6つがあれば十分です。

美鈴

コンサルタントになるための必要物

  1. 宣伝用のHP
  2. 名刺
  3. PC
  4. 専用の電話番号
  5. 生活費3年分
  6. 開業届
  7. 事業計画書

そんなに少なくて大丈夫なのかと思われるかもしれませんが、それだけ気軽に起業できるのが他職種との違いです。利益率も高く、成果がほぼ収益になると考えてもいいでしょう。

必要となればコンサルティング用に居を構えればいいですが、必ずしも必要なわけではありません。また、身一つで行えるので、従業員を雇う必要もありません。

携帯以外の専用の電話番号は取得した方がいいでしょう。携帯の番号では「きちんとした事業を行なっているのだろうか……」と、相手に不信感を抱かれる恐れがあるためです。

生活費は3年分用意するのが難しいのであれば、最低でも半年分用意できれば大丈夫です。開業届や事業計画書については以下を参考にしてくださいね。

開業届

起業後2ヶ月以内に開業届を提出する必要があります。提出することにより、青色申告の申請が可能になるのです。

ただ、複式簿記で記帳するのに加え『貸借対照表』『損益計算書』も作成する必要があります。慣れるまで有料の計算ソフトを利用したり、税理士に頼ったりした方が業務の妨げにならずに済むので工夫が必要です。

青色申告することによって、以下のような恩恵が受けられます。ただし、会社員として勤めており、副業として開業する場合には青色申告の対象とならないといったケースもあるので気をつけてくださいね。

  • 最大65万分控除を受けることが可能
  • 赤字を3年繰越できる
  • 家族への給与を必要経費にできる
  • 30万未満の固定資産を経費に

事業計画書

経営コンサルであれば以下のような具合に書けば大丈夫です。どういったコンサル業をするにせよ、事業内容や収支計画がぼんやりとしていると事業失敗する恐れがありますので、できるだけ明確化した方が良いでしょう。

  • 屋号
  • 所在地
  • 事業内容
  • 取引金融機関
  • 収支計画
菅原

資格はなくてもいいとは聞きますが、取得した方がいいんじゃないですか?

必ずしも必要なわけではありませんが、取っておくと有利ではありますね。

美鈴

営業方法について

法人契約すると事業成功率が上がります。顧問契約だとより事業の安定性が高まります。でも人脈や経験がないと最初からそんな風にはいかないでしょう。

以下の方法でできるものを少しずつ実践していき、地道に事業拡大していきましょう。

ただ、SNSやセミナーなどをしなくとも、一人の人に真摯に向き合う姿勢を貫いていけば、おのずと結果がついてくる仕事ではあります。最初の無料で引き受ける以外は参考程度に見てもらっても構いません。

  • 無料で引き受ける
  • SNSを活用
  • セミナー開催
  • チラシ
  • ダイレクトメール
  • 書籍を出版

無料で引き受ける

実績を積むために最初の頃は無料で引き受けることも大切です。最初の頃は事業が成功した場合にかぎり報酬をもらうといった形で引き受ける方が、経験も実績も積むことができていいでしょう。

ただし、ずっと無料で引き受けるわけにはいかないので『期間限定』などと謳った方がいいでしょう。

SNSを活用

SNSを用いてどういったコンサル業を行なっているのか宣伝しましょう。HPもあった方がいいので簡単なHPを制作するか、業者に依頼してみてください。またブログでノウハウの一部を公開するというのも1つの手。集客にもつながりますよ。

セミナーを開催する

セミナーを定期的に開催することも宣伝として大切です。無料で開催情報を載せられる時代なので、積極的にそういったサイトを利用しましょう。最近ではオンラインセミナーも流行っています。全国各地から依頼を受けることも可能です。

チラシ

経営者や高齢の方は新聞を読んでいる方が多いので、そういった方にアピールできますよ。Web広告よりも安いこともあるので、安く営業をかけたい方にはおすすめです。

ダイレクトメール

お金はかかりますが、メールや葉書も有効な手段です。人脈がなくて送る相手がいないという方でも業者が販売している名簿を用いて送ることも可能なので安心してくださいね。

書籍を出版

書籍を出すのも良いでしょう。自費出版だと費用がかさんでしまうという方には『電子書籍出版』という方法もあるのでぜひ検討してみてくださいね。

営業以外にも案件の取り方が気になる方はこちらの記事もぜひご覧ください。それぞれの案件獲得方法について、メリット・デメリットも書かれています。

事業成功に必要なものとは

事業成功に必要なのは営業力だけではありません。自身の能力も磨いていかない限りいっこうに顧客は増えないでしょう

必要なものは下記の通りです。

必要な能力

・問題解決能力
・計画性
・客観性
・固定観念に囚われずフラットな状態で聴く
・考えを言語化し明確に伝える能力
・自身の長所を磨く
・誠実さ
・課題に最後まで顧客とともに取り組む意思

物事を多面的に見て最短で目標に導く問題解決能力と計画性が必要となります。そのような問題解決能力を発揮するには物事に対し、客観的に見ることができ、偏見や常識に囚われない状態で話を聴けるようにしておくといいでしょう。

また、聴くだけではなく、どのようにやっていけば良いのかうまく言語化し、建設的な意見を交わせた方がいいですよね。どういった点が自身の長所なのか、どのような知識があるのかアピールしていく必要があります。

そして、粘り強さがないと務まりません。最後まで顧客と向き合い取り組む姿勢が寛容です。自身の能力以外にも以下のことにも気をつけておいて方がよりいいかと思われます。

ターゲットを絞る

冒頭にも書きましたが、職業や領域の数だけコンサルタントがあるといってもいいほど、コンサルタントの幅は広いです。そのため、自身の知識や経歴を活かせる分野が何か見極め、そのターゲットは誰なのか明確にしていく必要があります。

コンサルタントの団体に入会する

場所によっては資格がなくても一定の条件を満たせば入会可能なんです。わからないことを聞ける環境があると成功しやすいので積極的に利用しましょう。例えば日本経営士協会では最初の2年間無料でプロが相談に乗ってくれるんですよ。

経営とコンサルは別物と割り切る

コンサルタントとして長く勤めていると陥りがちなようです。コンサルする時と同じように調査して分析して仮説をたてて経営するよりも、まずは実践してその後検証する方が経営的に上向くこともあります。経験より勘が大事なこともあるのを忘れないでくださいね。

コンサルタントの市場規模は3,000億と言われていて成長産業から程遠いと言われています。裏を返せばまだ成長が見込めると言えるのではないでしょうか?

ただ、コンサルタントは5万人程いるにもかかわらず、経営コンサルタントとして起業してやっていけている人は数%と言われるほど厳しい世界です。自身の強みを活かせる分野は何か、よく見極めて起業に挑戦してみてくださいね。

まとめ

起業するには宣伝用のHPと名刺、PCと専用の電話番号に生活費3年分を用意し、開業届と事業計画書を書けばOKです。

コンサルタントになるための必要物

  1. 宣伝用のHP
  2. 名刺
  3. PC
  4. 専用の電話番号
  5. 生活費3年分
  6. 開業届
  7. 事業計画書

大切なことは、自身の強みを見つけターゲットを絞ること。そして、地道に営業をかけること。また、顧客とともに問題解決していく強い姿勢がコンサルタント起業には求められます。

周りと同じような経営手法ではいずれ立ち行かなくなりますので、ご自身の『勘』も大事にしてくださいね。

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